エヌ・ティ・ティ・ビズリンクは、現場作業支援向け映像コミュニケーションソリューション「スマートグラスクラウド」に、新たに360°カメラ(360°カメラを接続したPC)で複数拠点を同時に接続した映像コミュニケーションを実現できる機能を提供開始すると発表した。
従来は、スマートグラスやタブレット等の作業者目線の映像を活用した遠隔作業支援に利用可能であったが、同機能により、360°カメラから送られる映像(見る側が自由に360°で視点を変えられる映像)を作業支援する本部側でリアルタイムに視聴できるという。
これにより、より俯瞰的・立体的な複数の現場作業支援が同時に可能となり、正確性や作業効率向上だけでなく、安心・安全な現場作業を実現できるとのことだ。
■特長
①360°自由な視点
360°カメラよりリアルタイムで送られる映像は、本部で見る側が自在に視点を変更でき、現場全体がどのようになっているのか、より俯瞰的に確認ができるようになるという。
360°カメラと1対1での利用も可能であるが、さらにスマートグラスによる作業者の目線映像を組み合わせれば、360°映像による全体像とアノテーション機能(※1)を活用して、現場作業者に細かな指示を与えることが可能とのことだ。
②フレキシブルな映像共有
本部側で参加する複数のPCやタブレットが自由に視点を動かしながら閲覧できる「個別閲覧」機能の他、任意のPCが見ている360°映像を他の参加者にも共有する「共有閲覧」の機能があり、より高度な複数人での現場支援や現場視察等に活用することができる。
③アプリ不要
スマートグラスクラウドに接続するPCはアプリインストール不要で、一般的なブラウザからWebRTC(※2)で参加することが可能。360°映像も、既に使用しているブラウザから簡単に利用できるという。
■その他新機能
下記の新機能についても提供開始するとのこと。
※1 共有されたイメージ等に注釈などを付与する機能
※2 Webブラウザーなどを介して高速なデータ通信を実現する規格