ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーは、ジョブ型クラウド「Job-Us(ジョブアス)」を提供するEx-Work(エクスワーク)に出資したと発表した。

ウォンテッドリー、Ex-Workに出資

■同出資の背景

現在、日本の企業において、長らく主流であった新卒一括採用や終身雇用、年功序列を特徴とする「メンバーシップ型雇用」から、企業が事業戦略を達成するために必要な職務(ジョブ)に適したスキル・経験を持つ人材を採用する「ジョブ型雇用」へのシフトが進みつつある。

海外では主流であるこのジョブ型雇用を実現するためには、「ジョブディスクリプション」、つまりジョブの定義書が社内全ポジションにおいて必要不可欠であるが、この定義書作り及びその管理には非常に手間がかかり、企業がジョブ型雇用へ移行するための大きな障壁となっているのが現状だという。

今回の出資先であるEx-Workは「日本の雇用をアップデートする」をミッションに掲げ、Job-Usを通じて「ジョブ型雇用」を実践できる企業を増やすことで人材の流動性を高め、ジョブに対して適正な評価を得られる社会を作ることを目指しているという。

Ex-Work 提供 ジョブマネジメントクラウド「Job-Us」

「シゴトでココロオドルひとをふやす」、つまり仕事に夢中になり成果を上げ、継続的に成長を実感する人を増やすことをミッションに掲げる同社として、Ex-Workが掲げるミッションへ共感するとともに、事業内容においてもシナジーが生まれると考え、今回、同出資に至ったとのことだ。

同社は、今後もミッションの実現のために、出資を通して企業の支援を行っていくとしている。