「Job総研」を運営するライボは、704人の社会人男女を対象に「2022年社会人の猛暑対策調査」を実施し、結果を公表した。
同調査は猛暑対策の実施率やどの場面で実施しているか、また今年の熱中症経験有無やエアコンの設定温度および今夏のマスク着用実態などについて調査したとのことだ。
■熱中症対策の実施有無
今夏の熱中症対策実施有無について、全体の68.2%が「実施している」とい回答し、「実施していない」と回答したのは31.8%となった。
また熱中症対策をしていると回答した480人に実施のタイミングについて聞くと、「外出・在宅問わず1日中」が49.4%で最多回答となり、次いで「外出時のみ」が43.3%、「在宅時のみ」は7.3%の回答結果に。
更に具体的にどのような熱中症対策をしているかについては「水分を意識的に多くとっている」が最多の87.7%で、次いで「涼しい服を心がけている」が47.3%、「必要意外の外出はしない」が37.1%。最も回答数が少なかったのは11.7%の「携帯扇風機を持ち歩いている」という結果となった。
■熱中症の発症について
今夏の熱中症発症有無について聞くと、「熱中症になった」1.7%と「熱中症を疑う症状になった」15.5%を合算した17.2%が熱中症発症または疑う症状を発症したという回答結果に。
年代別で見ると、最も熱中症の発症・疑う症状が多かったのは「20代」の18.4%で、次いで「30代」の17.2%、「40代」の16.4%、「50代」の12.5%と年代が低いほど熱中症の発症率が高いことがわかった。
■屋内発症率とエアコン使用について
熱中症を発症または疑う症状になった際の環境については、過半数超の55.4%が「屋内」と回答し、「屋外」と回答したのは44.6%となった。
これを受けエアコン使用頻度について聞くと、全体の51.1%が「在宅時のみ」で最多回答になり、次いで「在宅・不在問わず1日中」が16.9%、「在宅の日中のみ」が13.9%、「在宅中の夜間のみ」が6.7%という回答となり、「使用していない」は5.3%という結果に。
また、エアコンの平均設定温度は全体で26.3度で、推奨されている28度よりも低いことが判明した。
■今夏のマスク着用について
今夏に入り現状のマスク着用について聞くと、全体の47.3%が「1日の大半着用」で最多回答になり、次いで「必要な場面のみ着用」が42.0%の回答結果となり、「着用していない」「ほとんど着用していない」は合わせて5.7%にとどまった。
また今後のマスク着用に対する意識について聞くと最多回答は55.0%の「必要な場面のみ着用」で、次いで「1日の大半着用」が41.2%で、「着用をやめる」はわずか3.1%に留まったとのことだ。
【調査概要】
調査対象者:全国/男女/20~50代
調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人、20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間:2022年6月29日~7月4日
サンプル数:704人
調査方法:インターネット調査
<参考>
ライボ運営Job総研『2022年社会人の猛暑対策調査』