Apple、M2搭載MacBook Airの注文受付を日本時間7月8日開始 7月15日より世界中のユーザーへの提供を開始

Appleは、7月8日午前5時(日本時間午後9時)より、完全に再設計されたM2搭載MacBook Airの注文受付を開始し、7月15日より世界中のユーザーへの提供を開始すると発表した。

驚異的なパワーのM2チップを搭載したまったく新しいMacBook Airは、さらに向上したパフォーマンスと、新しい驚くほど薄型のデザイン、より大きくなった13.6インチLiquid Retinaディスプレイ、1080p FaceTime HDカメラ、4スピーカーサウンドシステム、最大18時間のバッテリー駆動時間、MagSafe充電を備えているという。

ミッドナイト、スターライト、シルバー、スペースグレイの4つの美しい仕上げが用意されたM2搭載MacBook Airは164,800円(税込)から、学生・教職員価格では150,800円(税込)から購入できるとのことだ。

M2が可能にした新しいデザイン

M2を中心に完全に刷新されたMacBook Airは、どのアングルから見てもきわめて薄い、新しいデザインになっている。驚くほど頑丈に感じ、長く使えるように設計されている、耐久性が高いすべてアルミニウムのユニボディ筐体を採用し、薄さはわずか11.3ミリ、重さはたった1.24キロで、体積は前世代より20パーセントと驚異的に削減。

また、M2の電力効率により、MacBook Airのすべての能力が静かなファンレス設計に組み込まれているとのことだ。さらにMacBook Airには、シルバーとスペースグレイに加えて、ミッドナイトとスターライトという2つの美しい新しい仕上げが用意されているという。

MagSafeは、簡単に接続できる専用の充電ポートをユーザーに提供し、接続中にMacBook Airを保護。

また、MacBook Airはさまざまなアクセサリを接続できる2つのThunderboltポートと、ハイインピーダンスヘッドフォン対応の3.5mmオーディオジャックを搭載しているほか、Magic Keyboardは、Touch ID搭載のフルハイトのファンクションキー配列や、広々とした、業界をリードする感圧タッチトラックパッドを搭載しているという。

美しい13.6インチのLiquid Retinaディスプレイ

新しいMacBook Airで採用されている美しい13.6インチのLiquid Retinaディスプレイは、左右に拡大し、上部はメニューバーのスペースを作るためカメラの周囲まで拡大。

その結果、外枠がはるかに細くなってディスプレイがさらに広くなり、細部まで鮮やかにコンテンツを見られるようユーザーにより大きな画面領域を提供するという。

500ニトの輝度でこれまでより25パーセント明るくなっただけでなく、MacBook Airは10億色に対応するため、写真や動画を驚くほど鮮やかに映し出すとのことだ。

先進的なカメラとオーディオ

MacBook Airは、解像度と明るさが足りない場所でのパフォーマンスが前世代の2倍になった、新しい1080p FaceTime HDカメラを搭載。M2の先進的な画像信号プロセッサの処理能力と組み合わせて、ビデオ通話でユーザーの姿を美しく映し出す。

MacBook Airは4スピーカーサウンドシステムも搭載。

とても薄いデザインに収まるように、スピーカーとマイクをキーボードとディスプレイの間に完全に組み込みながら、さらに優れたオーディオ体験を提供する。

3マイクアレイは先進的なビームフォーミングアルゴリズムを用いてクリアな音声を捉え、スピーカーは素晴らしいステレオサウンドと鮮明な声を生み出すという。MacBook Airはドルビーアトモスによる音楽や映画のための没入感のある空間オーディオにも対応するとのことだ。

M2により向上したパフォーマンス

M2チップは、MacのためのAppleシリコンの次世代の始まりであり、M1の画期的なパフォーマンス、電力効率、能力をさらに高めているという。マルチタスクから魅力的な画像の作成まで、M2搭載MacBook Airは、世界で最も多く販売されているノートブックでユーザーが望んでいるあらゆることを実現するとのことだ。

●M2搭載MacBook Airは、さらにパワフルになった8コアCPUと最大10コアのGPUを搭載し、ユーザーはより多くの作業をより速くこなせるという。

●100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を実現し、最大24GBの高速ユニファイドメモリに対応しているため、より規模が大きく、より複雑なワークロードを処理できる。

●また、M2にはハードウェアアクセラレーションによるエンコードとデコード向けに次世代のメディアエンジンとパワフルなProResビデオエンジンも追加されているため、M2搭載のMacBook Airは、これまでより多くの4Kおよび8Kのビデオストリーム再生が可能になっているとのことだ。

●M2により、Final Cut Proでの複雑なタイムライン編集のような負荷の高いワークロードは、前世代より約40パーセント高速になり、Appleシリコンにアップグレードしていないユーザーは最大15倍高速になるという。

●Adobe Photoshopのようなアプリケーションでのフィルタやエフェクトの適用は、これまでより最大20パーセント高速になり、Appleシリコンにアップグレードしていないユーザーは最大5倍高速に。

●ディスプレイがさらに大きくなり、パフォーマンスが向上しても、MacBook Airはこれまでと変わらず一日中使える素晴らしいバッテリー駆動時間と、最大18時間のビデオ再生を提供。

これほど薄く軽量で、ファンレス設計やこのようなパフォーマンスと能力の組み合わせを実現できるのは、Appleシリコンだからこそとのことだ。

さらなる充電オプション

2つのUSB-Cポートを備え、2つのデバイスを一度に充電できる、まったく新しい35Wコンパクト電源アダプタなど、MacBook Airはさまざまな充電オプションを提供。さらに、MacBook Airでは初めて、オプションの67W USB-C電源アダプタを使用して、たった30分で最大50パーセントまで充電できる高速充電に対応。

macOS Monterey

macOS Montereyを搭載したMacBook Airは、MacとiPadの間で簡単かつシームレスに作業できるようにするユニバーサルコントロールのような連係機能ツールを備えているという。

FaceTimeは、通話をより自然に、実際に近いものにするポートレートモードと空間オーディオを備えているほか、SharePlayを使うとMacユーザーはFaceTime経由で体験を共有できる。

「テキスト認識表示」と「画像を調べる」は、知能機能を使って役立つ情報を表示。Safariはタブグループによるパワフルなタブ整理を備え、ショートカットによってMacで簡単に自動化を行うことができる。

今秋に登場予定のmacOS VenturaはM2を最大限に活用し、ステージマネージャや、FaceTimeでの連係カメラやHandoffによるパワフルな新しい機能を使えるように。

macOS Venturaには、Safari、メール、メッセージ、Spotlightなどの大幅なアップデートも含まれるという。

環境に配慮した設計

新しいMacBook Airは環境への影響を最小限に抑え、すべてのマグネットに100パーセント再生希土類元素を使用している。また、筐体に100パーセント再生アルミニウムを使用しており、認定取得済みの再生スチールを使用した初めてのApple製品であるとのことだ。

MacBook Airは、引き続き多くの有害物質を排除し、電力効率に関するAppleの高い基準を満たしており、パッケージの木材繊維には再生素材または責任ある方法で管理されている森林から調達したものを使用している。

今日、Appleはカーボンニュートラルなグローバル企業であり、2030年までに製造サプライチェーンおよび製品ライフサイクル全体を含むすべての事業で、気候変動への影響をネットゼロにするよう取り組んでいるという。

これは、Appleが作るすべてのMacで、設計から生産まで、100パーセントカーボンニュートラルにすることを意味するとのことだ。

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