DMM、Web3事業の開始に向け本格始動 各種Web3プロジェクトを通じて、独自のトークン経済圏の構築を目指す

DMM.com(以下、DMM)は、2022年8月頃を目処にDMMグループ内にWeb3事業を推進する新会社を設立し、Web3事業に参入すると発表した。

Web3時代の到来を見据えて

昨今、ブロックチェーン技術を基盤とし、トークンエコノミクス、NFT、DAO等の手段を用いた様々なプロジェクトが生まれている。ただ、Web3が最終的にどのようなモノで、どのように社会の発展に貢献し、産業に革新をもたらすのかは、まだはっきりとは見えていないとのことだ。

DMMは、「真に価値があり持続可能」なプロジェクトの創出を目指していくとしている。

同社がWeb3に取り組む背景

現代社会においては、大小さまざまな社会活動、経済活動が存在しており、多種多様なコンテンツ・クリエイター達は、それらを取り巻く形でコミュニティを形成している。

「これらは本当の意味で、適切な認知、評価、経済的対価や利益を得られているのか」
「特定の活動やコンテンツやコミュニティに、関心や資本が集中していないだろうか」

これらの問いが、同社のプロジェクトの根幹となっているとのことだ。

Web3には、分散化(様々なビジネスプロセスに、より個人が関わる)、資本還流(トークンインセンティブをこれまで金銭的な評価がされなかった行為や個人へ)という特徴・可能性がある。

Web3ならではの特徴を活かしつつ、利用者にとって手触り感のある価値が提供できるように、Web3事業に挑戦していくという。

何をやるか

独自トークンを軸としたトークン経済圏の構築を目指す。また経済圏では以下のような多様なプロジェクトを展開予定。

・GamiFiとGamiFiプラットフォームの開発/運営
・各種NFTプロジェクト
・各種X2Eプロジェクト
・Web3の起業家/コミュニティ/クリエイターとの共創プロジェクト
・DMMGroupのアセットを活用したプロジェクト(50以上の事業/3,000万人超の会員)

第一弾としてGamiFiの開発に着手し、2023年春頃のリリースを目指すとしている。また、グループのDMMビットコインとも連携し安心安全なWeb3プラットフォームの開発/運営を行っていくとのことだ。

なお、各プロジェクトは構想段階であり企画、リリース時期は確定事項ではないとしている。

プロジェクトの詳細については、プレリリース、ホワイトペーパーの開示などを通じて順次公開予定であるとのことだ。

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