ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュース」(iOS版、Android版)の新バージョンをリリースし、局地的・突発的に激しい雨や落雷をもたらすゲリラ雷雨(※1)による被害を軽減するため、新機能「ゲリラ雷雨レーダー」の提供を開始したと発表した。
「ゲリラ雷雨レーダー」は、ゲリラ雷雨の発生リスクを3段階でマップ上に表示する機能。ゲリラ雷雨が発生するおそれがあるエリアを36時間先まで1時間ごとに予測し、現在地や外出先もズームして詳しく確認することができる。
また、「ゲリラ雷雨レーダー」は、15年にわたってゲリラ雷雨予測に向き合ってきた同社の予報センターが新たに開発した「ゲリラ雷雨リスク予測」のデータを用いているという。
「ゲリラ雷雨リスク予測」は、様々な観測データや気象予測モデルのデータを解析してゲリラ雷雨を予測する、同社の予報センターのスタッフの脳内をシステム化。
ゲリラ雷雨の発生に寄与する地上と上空の気温や湿度、不安定度などのデータを予報センターのベテランスタッフの経験知や高い気象解析技術をもとにインデックス化し、ゲリラ雷雨の発生リスクを算出する。さらに「ウェザーニュース」アプリのユーザーから寄せられるリアルタイムの天気報告を取り込むことで予測を補正しているという。
長年ゲリラ雷雨の予測に向き合ってきた同社予報センターのスタッフの知見を集約し、何度も検証を重ねることで、ゲリラ雷雨予測に特化した予測システムを構築。これにより、マップ上にゲリラ雷雨のリスクを可視化する画期的な「ゲリラ雷雨レーダー」の提供が可能となったとのことだ。
※1 同社では、局地的大雨を指す言葉として「ゲリラ雷雨」を用いているという。なお、一般あるいはメディアでよく使用されている「ゲリラ豪雨」と同義としている。