アットフリークは、インターネットで商品を購入するユーザーの企業ブランドに関する認識について調査を行い、結果を公表した。
■商品購入の際、ユーザーのほとんどが複数のサイトを比較し情報を収集
インターネットでの購入経験が月1回以上ある20~40代の会社員・男女330人に調査を行ったところ、商品の検討・購入の段階で複数のサイトを使う回答が95.8%を占め、ほとんどのユーザーが複数のサイトで、商品やサービスの情報収集や比較検討を行っていることがわかった。
■初めて目にする企業やブランドでも、9割近くが購入すると回答
インターネットで商品を購入する際、初めて目にする企業やブランドの商品を購入した経験について調査したところ、9割近くのユーザーが「ある」と回答。多くのユーザーがブランドに縛られず商品を購入していることが明らかとなった。
■消費者は「商品(サービス)」を重視。「ブランドの信頼性」も評価対象に
初めて目にする企業の商品を検討する際、「商品(サービス)の機能や性能」が気になると回答した人は71.2%にのぼった。次に品質(63.5%)、価格帯(61.8%)が続くなど、企業の沿革や事業内容といった情報よりも商品(サービス)自体を重視していることが判明。
一方、企業ブランドの信頼性については33%が気になると回答し、企業情報のなかでは比較的重視されているといえるとのことだ。
■商品の信頼性を上げるには「口コミ」「Webサイト」の対策がポイント
初めて目にする企業の商品(サービス)について、信頼性が上がった理由では「口コミの評価が良かったから」が60.4%を占める結果に。次いで「Webサイトがしっかりしていたから」が56.2%で続いた。
その他、メディアやSNSでの紹介も4割前後の回答があり、口コミやサイトの品質、メディア・SNSでの紹介がブランドイメージに大きく影響するといえるとしている。
■初めて目にするブランドの購入の決め手は、Webサイトの品質が最多
信頼性が上がった要因で2位だったWebサイトの品質が、購入の決め手となった理由では55.9%を占め1位となった。
「口コミの評価」(54.2%)も購入の決め手として選択した人が多く、商品の売り上げに大きく影響する要素であることがわかるとしている。
同調査から、企業ブランドの信頼性を高めるには、「口コミ」や「サイトの品質」を改善することが必要だということが判明したとしている。
また、アットフリークは、インターネット経由での商品購入・情報収集の際は、企業よりも商品が重視される傾向にあるため、ブランドの信頼性のほかに商品の機能や品質を高めることで売り上げアップにつながるのではないかと考察している。
■調査概要
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
調査対象:20歳以上の男女438名
調査実施日:2022年6月3日~2022年6月4日
有効回答数:330
<参考>
アットフリーク『インターネットで商品を購入するユーザーの企業ブランドに関する認識』