NTTファイナンスは、常陸大宮市に毎月の請求書の受付・支払業務を効率化する「法人“ビリングONE”」を導入し、運用を開始したと発表した。
茨城県内では稲敷市に続いて2例目の利用となり、同サービスは、常陸大宮市からの要望で、通信料金に加えて電気料金の請求管理についても対象とし、請求管理に係る経理事務のさらなる効率化を実現するとのことだ。
■サービス概要
「法人“ビリングONE”」は、支払期日が異なる通信料金や公共料金の請求書をNTTファイナンスで立替払いを行い、契約者には一括で請求を行うサービス。
部課・拠点ごとの請求額管理や契約者の設定に基づいた仕訳のデータをワンクリックで出力できるため、経理システムへの連携も簡単に行うことができるとしている。
同サービスはクラウド型のサービスであり初期投資も抑えられ、短期間で導入が可能とのことだ。
■常陸大宮市における導入理由
常陸大宮市上下水道部ではマンホールや中継ポンプ場等、上下水道施設で使用されている通信回線(約400回線)および電力(約350契約)の経理事務(請求内容の集計・入力事務、支払伝票の起票等)を手作業で行っていることから、経理事務にかかる稼働が課題であったという。
そのため、本サービスの導入による稼働削減効果を試算した結果、大幅な稼働の削減が期待できることから、削減された稼働を上下水道部の本来業務に充てることで働き方改革を促進することを目的に導入に至ったとのことだ。
なお、常陸大宮市上下水道部での導入効果については、毎月約40時間の稼働削減効果を見込んでいるという。
NTTファイナンスは、法人“ビリングONE”の提供を通して自治体のDX化を推進し、「働き方改革」の実現に貢献するとのことだ。