ANA Digital Gate・日立ら、ゴルフ場にて生体認証とマイル・ポイントを組み合わせた指静脈スマートチェックインの共同実証実験を開始

ANA Digital Gate、日立製作所(以下、日立)、ジー・プランの3社は、店舗のDX化を支援するため、7月4日より、ゴルフ場において、指静脈認証とANAのマイルを含む各種ポイント付与が可能なスマートチェックインサービス(以下、指静脈スマートチェックイン)に関する共同実証実験を実施し、その有用性を検証すると発表した。

■安心・安全、スピーディーなチェックインとポイント付与で、利用者の満足度向上を目指す

指静脈スマートチェックインの実証実験は、北海道の早来カントリー倶楽部にて実施。

これまで同ゴルフ場では、受付時に毎回、利用者が手書きによる記帳を行っており、受付時間や新しい生活様式で推奨される非接触への対応が課題となっていたという。

そこで今回、手書きで記帳していた利用者の個人情報と指静脈情報を、専用端末で初回登録すると、2回目以降は、指静脈認証端末へ指をかざすだけで、安心・安全、スピーディーにチェックインすることができる、指静脈スマートチェックインの実証実験を実施することになったという。

また、利用者に対して初回登録時と2回目以降の指静脈スマートチェックイン時にANAのマイルを含む各種ポイントを付与(日本赤十字社への寄付を選択することも可能)。

生体認証とANAのマイルを含む各種ポイントが付与できるシステムは、国内初となるとのことだ。

■指静脈スマートチェックイン 利用の流れ
【初回来場時】 施設に設置している専用端末に、個人情報と生体情報(指静脈)を登録

【2回目以降】 初回来場時に登録した指静脈を認証端末にかざしてチェックイン

■「指静脈スマートチェックイン」 実証実験の実施概要

■今後の展開

今回の指静脈スマートチェックインの実証実験により、利用者の利便性・満足度の向上だけでなく、ゴルフ場にとっては受付業務の効率化、ペーパーレス化が期待できるという。

また、ポイントの付与により、新規利用者の獲得やリピート率の向上も期待され、各種ポイント会員番号に紐づく属性データ等の提供を受けることも可能となるとのことだ。

ペーパーレス化、そして、ポイント付与の選択肢として寄付も提示することで、社会課題の解決にも寄与していくという。今後、3社は、今回の共同実証実験を通じて、最新技術とポイントプラットフォームを融合した指静脈スマートチェックインの有用性を検証し、事業化を目指すとしている。

そして、ゴルフ場だけにとどまらず、会員情報の登録が必要な店舗などへのDX支援により、顧客体験価値の向上と安心安全かつ利便性の高いスマートなデジタル社会の実現に貢献していくとのことだ。

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