ローソンは、買い物困難地域への新たな取り組みとして、郵便局の空きスペースを配送拠点とした移動販売サービスを開始すると発表した。

郵便局の施設を移動販売の拠点として活用することで、買い物に不便を感じている人々の買い物環境の向上を検討していくとのことだ。

【左】移動販売の拠点となる「越後上田郵便局」【右】移動販売イメージ

今回、2022年7月4日から新潟県南魚沼市にある「越後上田郵便局」の倉庫を、対面販売を実施しない“移動販売専用店舗”とし、商品在庫の保管や移動販売車両の拠点として運用。なお、ローソンで“移動販売専用店舗”の運用を開始するのは初めてとのことだ。

ローソンは2013年より本格的に移動販売を開始しており、現在35都道府県の約100店舗で近隣の高齢者施設や事業所など買物が困難な場所で展開している。

これまでは、既存の店舗で発注した商品を移動販売車両へ積み込み、周辺の地域で移動販売を実施していたため、拠点となる店舗がある地域でしか移動販売を行っていなかったが、郵便局の空きスペースを“移動販売専用店舗”として活用することで、周辺にローソン店舗が無い地域でも移動販売を行うことが可能になったという。

なお、南魚沼市では、郵便局内に専用の売り場を設置してローソン商品を販売するなど、地域の利用者の利便性につながる取り組みも検討しているとのことだ。

<移動販売の概要>

実施日:
月曜日~金曜日
※実施時間は10:00~16:10までの間。曜日により異なる。

移動販売実施者:
ローソンJPローソン移動販売専用店

実施地域:
南魚沼市上田地区(雲洞、長表、早川、枝吉、金清坊、中之島、掛之下、広道、原芝野、横新田、上神字、滝谷(2か所)、沢口、一之沢、姥沢、台上、蟹沢、清水)の計19か所

品目数:
約300種類(おにぎり、サンドイッチ、お菓子、飲料など)
※地元スーパーと連携した商品(野菜、果物、肉など)も販売。

■ローソンの移動販売の現状
現在35都道府県で約100店舗で実施

ローソンは今後も、様々な地域の社会課題解決を目指し、利用者の利便性向上を目指していくとのことだ。