リモートワーク勤務中の置き忘れ・紛失経験者は52.2%  7.4%が紛失物を発見できず 会社への報告は13%

MAMORIO(以下、MAMORIO社)はコロナ禍の中で広く定着したリモートワーク勤務中における置き忘れや紛失の実態調査のため、20代~60代の男女男200名を対象に、インターネット調査にてアンケート調査を行ったと発表した。

【調査サマリー】

●リモートワーク経験者のうち52.2%がリモートワーク中に業務に関する物品の置き忘れ・紛失を経験。
●リモートワーク中の置き忘れ・紛失を経験したうち 7.4%が紛失物を発見できず。
●リモートワーク中の紛失事故を会社へ報告した割合は13%にとどまる。

同調査の結果、リモートワークの普及によって、オフィス外での様々な場所での仕事が一般化する中で普段のオフィスと異なる業務環境の中でUSBメモリやスマートフォンや書類などの業務で使う情報端末などを意図せず置き忘れ・紛失してしまっている実態がわかったという。

●調査背景について

NP日本ネットワーク協会が調査した「2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」によると、企業で発生する情報セキュリティインシデントの発生原因について「紛失・置忘れ」が情報漏えいの発生原因の中でワースト1位というデータがある。

コロナ禍で広く定着したワークスタイルであるリモートワークにおける働き方において、これら置き忘れや紛失の実態がどのように変化したかについて調査したという。

●調査結果について

今回の調査によりリモートワーク経験者のうち52.2%がリモートワーク中に業務に関する物品の置き忘れ・紛失を経験していることがわかったという。

紛失事故を会社へ報告した割合は13%にとどまっており、87%は報告をしていないと回答。また、リモートワーク中の置き忘れ・紛失を経験した人のうち7.4%が紛失物を発見できず、見つからなかったと回答しているとのことだ。

また今回のアンケート調査で寄せられたリモートワーク中の置き忘れや紛失事故の詳細については次のような声があったという。

アンケート調査の結果、コロナ禍でのリモートワークの普及によりコワーキングスペースやネットカフェやホテル等でのオフィス外での様々な場所での仕事が一般化し、普段のオフィスと異なる業務環境の中でUSBメモリやスマートフォンや書類などの業務で使う情報端末などを意図せず置き忘れ・紛失してしまっている状況が多発している実態がわかったとしている。

●浮かび上がる「シャドー紛失」の実態

企業において情報システム部門などが関知せず、ユーザー部門が独自に導入したIT機器やシステム、クラウドサービスなどは実態が見えないことから「シャドーIT」と呼ばれている。

こうしたIT機器やクラウドサービスは適切に管理されてないことが多く、企業においてのセキュリティ上のリスクとなっているとのことだ。

今回の調査では、企業においてリモートワーク中での紛失事故について、発生したにも関わらず適切に会社に報告した割合が13%に留まるなど、重大なセキュリティインシデントに繋がりかねない実態が浮き彫りとなったという。

オフィス以外での様々な場所での働き方を実現する新しいワークスタイルであるリモートワークが普及する中での置き忘れ・紛失発生時についての新たなルールや運用が企業にとって大切になってくると考えられるという。

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~60代の全国の男女 200名
調査実施日:2022年6月17日~20日
調査主体:MAMORIO

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