コロナ後遺症で「抜け毛」相談増加 約4人に1人が脱毛症を発症 ワクチン接種でも Dクリニック、最新動向を発表

薄毛治療をメインに行うDクリニックは、コロナ抜け毛で悩む患者へ向け、コロナ抜け毛の相談窓口を2021年12月に設置していたが、コロナが収束に向かっているこのタイミングで相談件数が再び増加していると発表した。

コロナ抜け毛・ワクチン抜け毛の相談が増加

新型コロナウイルス感染症から回復する過程や後遺症として髪の毛が抜けると言われているという。

一般的に病気にかかると免疫力低下・炎症反応が起こり、抜け毛に繋がるとされているが、国立国際医療研究センターが実施したコロナ後遺症についての追跡調査より「(新型コロナウイルス感染症患者の)約4人に1人が脱毛症を発症」「コロナの症状を発症後、約2か月後に脱毛症が顕在化する」ことが分かっているとのことだ。

(参照:国立国際医療研究センターが実施したコロナ後遺症についての追跡調査

最近では、無症状の新型コロナウイルス感染症患者においても「髪を洗う際に抜け毛が多くなった」と訴える人がいるという。

また、「ワクチンを接種した後に抜け毛の症状が気になる」との相談も含めて(現時点ではワクチン接種と脱毛の因果関係は示されていない)、5月のコロナ関連の抜け毛相談件数は前月比180%となったとしている。

なお、問い合わせを年代別で見ると、20~30代が75%を占め、また女性の患者と比較すると感染後、抜け毛発症まで時間がかかるといった傾向があることがわかったとのことだ。

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