ブリヂストンは、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格の値上げを発表した。
近年、タイヤ原材料の価格が高騰しており、同社では生産性向上などの改善を通じた企業努力のみでこれを吸収することは困難な状況であると判断し、2022年4月1日に国内市販用タイヤの値上げを実施。
しかし、昨今のロシア・ウクライナ情勢の緊迫化を背景とした原油価格の高騰はさらに進行しており、タイヤ原材料価格に加え、生産・供給に関わるエネルギー費にも大きな影響を与えているという。
これらの状況を踏まえ、今回の決定となったとのことだ。
今回のメーカー出荷価格改定の詳細は以下の通り。
1.対象商品:国内市販用タイヤ(夏/冬)、チューブ、フラップ
2.値上げ率:3~8%(※商品により改定率が異なる)
3.値上げ時期:2022年9月1日
ブリヂストングループは、「2050年サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて制定した企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・ユーザーと共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていくとしている。