カゴメ、情報発信機能を兼ねた新カゴメビルを完成 6月27日より営業を開始

カゴメは、2022年6月23日にカゴメビルの建て替え工事が竣工し、6月27日より営業を開始することを発表した。

栄エリアの新たなシンボルとして、地域の人々に長く親しんでもらえるビルを目指していくとしている。

新たな「カゴメビル」の特徴

(1)カゴメらしさを表現したデザイン

①建物低層部の外観や1Fのキッチン空間「カゴメ キッチンファーム🄬名古屋」の内装は、社名「カゴメ」の由来であるトマトを収穫する際の「籠(かご)の目」をモチーフとしているという。
同社は空間デザインによるコーポレートブランディングの推進にも注力しておりキッチンの内装は意匠出願(竹中工務店との共同出願)をしているとのことだ。

②「カゴメ キッチンファーム🄬名古屋」は、野菜と暮らす楽しさを提供する情報発信・体験拠点として、取引先向けの新商品発表会や料理講習会、オンライン工場見学等に活用していくという。
またVRヘッドセットを使った野菜生活ファーム富士見(長野県)のバーチャル見学体験も提供していくとのことだ。
※一般公開はしていないとのことだ。

③1Fには歩行者にむけた情報発信を目的にLEDビジョンを設置。夜間はビル全体をライトアップ。

(2)従業員のモチベーション向上と自律的な働き方を促進する執務エリア

①受付や会議室は「野菜の会社」で働いていることを実感できるデザイン、また執務フロアは木目調をベースとしたナチュラルなデザインとしており、従業員のモチベーション向上とリフレッシュを図るという。

②視線や音に配慮し、集中できる個室ブースを設置。Web商談、Web会議等にも適しているとのことだ。

③座席は原則フリーアドレス化。従業員は仕事の内容に応じて、最適な業務エリアを選択できるとのことだ。

④オープンミーティングやコミュニケーションのスペースを拡大、また休憩室でも執務が可能なフレキシブルな設計にすることで、従業員の創造的な交流を促進したとのことだ。

⑤自然を感じながら適度な運動を促進するために、1階から5階の階段は、ナチュラルなデザインを採用した「健康階段」。

⑥建築物の環境性能を評価する「CASBEE名古屋」最高ランク「S」を取得。また、建築物の健康性、快適性等を評価する「CASBEEウェルネスオフィス」においても「S」を取得予定。

カゴメビルの概要

所在地:愛知県名古屋市中区錦三丁目14番15号
施設用途:事務所
 *1階~5階:カゴメキッチンファーム🄬名古屋、カゴメ名古屋支店、
  カゴメ健康保険組合、カゴメ本社、カゴメアクシス本社、カゴメみらいやさい財団
 *6階~11階:テナントフロア
面積/高さ
 敷地:522.12㎡
 延床:4427.82㎡
 基準階面積:303.24㎡/高さ:44.7m
構造:鉄骨造
設計施工:竹中工務店
竣工日:2022年6月23日

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