楽天グループ(以下、楽天)は、生活用品、食品、衣料品、書籍、旅行、音楽など幅広いジャンルにおいて、今夏の消費動向をもとに「楽天グループ 2022夏トレンド予測」を発表した。
楽天は、ECや旅行、金融、通信、スポーツなどをはじめ70以上のサービスと1億以上の楽天会員を有し、独自の「楽天エコシステム(経済圏)」を形成。
2つ以上のサービスを利用するクロスユース率は74.8%となり、生活に密着したあらゆるサービスを複数利用し、お得に各種サービスを利用するユーザーが増えているという。
「楽天グループ 2022夏トレンド予測」では、「楽天市場」「楽天ブックス」「楽天トラベル」「Rakuten Music」「楽天ママ割」における流通額やユーザーの利用状況のデータをもとに、生活用品、食品、衣料品、書籍、旅行、音楽など幅広いジャンルから今夏のトレンド予測。
「復調消費」や「リベンジ旅行」など、ポストコロナ時代に移行した今夏ならではのトレンドキーワードを選出したとのことだ。
「楽天グループ 2022夏トレンド予測」一部抜粋
<物販編>
■復調消費/「楽天市場」「楽天ブックス」
新型コロナウイルス感染対策の行動規制の緩和を受けて、インターネット・ショッピングモール「楽天市場」では、イベントや旅行などの外出に関連した商品の需要が急速に拡大。
特に夏のイベントやレジャー関連商品の売れ行きが好調で、流通額の前年同期比においては、「水着」が約1.6倍、「浴衣」が約1.3倍、「浮き輪」が約1.6倍、「旅行用バッグ」が約2.1倍となっているという。
また、「楽天ブックス」においては、「旅行関連本」が約1.6倍と外出需要の拡大に伴った消費傾向が顕著にあらわれ、今夏は昨年よりもお出かけ需要が回復する見込みと予測しているとのことだ。
<トラベル編>
■リベンジ/「楽天トラベル」
旅行予約サービス「楽天トラベル」における2022年7月から8月の宿泊予約状況は、今年6月上旬の時点で前年同期比約1.7倍増となり、3名以上での予約ならびに子連れのファミリーによる予約は、いずれも前年同期比2.3倍に伸長。グループ旅行が顕著に回復しているという。
年代別では、20代の若年層による予約が最も多く、前年同期比約2倍、60代以上のシニア層の予約においては1.8倍と、全年代の平均伸び率を上回ったとしている。
コロナ禍での移動自粛や人との接触を控える期間が続いたことへの「リベンジ」として、今年の夏は旅行予約の大幅な回復と、グループ旅行の増加傾向が顕著にみられているとのことだ。