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保育業界に特化した調査・研究を行う機関「保育士バンク!総研」を運営するネクストビートは、同社が展開する、保育士・幼稚園教諭向け転職支援サービス「保育士バンク!」の利用実績をもとに、保育士の就職活動の実態調査を実施し、結果を公表した。
ポイント1:保育士の新規求職者数と新規求人数のトレンド
保育士バンク!の利用実績を元に、月ごとの求職者数と保育園・幼稚園等の求人数の新規登録数実績を、時系列で算出。
保育士就職・転職市場において、有料職業紹介を利用している求職者数と求人数を比較すると、2021年10月を100にした数値で新規求職者数・新規求人数ともに100を超えているという。
特に新規求職者数は141と伸びが大きく、転職・求人が非常に活発化してきているとのことだ。
ポイント2:雇用形態の希望と募集状況
保育士バンク!の利用実績を元に、直近3か月の保育士求職者の希望と園の募集要件で、正社員・契約社員・パートの雇用形態の割合を算出、前期間と比較。
雇用形態別で見ると2022年3~5月では、「正社員」の求人は減少しているが、正社員を希望している割合が微増であり、ややミスマッチが発生している。
ポイント3:採用タイミング
保育士バンク!の利用実績を元に、当月の園の募集要件で、入職するタイミングが「いますぐ」なのか「次年度開始時」なのかの割合を算出、前月と比較。
採用タイミングは、前月に比べて次年度採用の比率が伸びており、「いますぐ・次年度採用」どちらも活発に動いていることがわかった。
【調査概要】
調査方法:
保育士バンク!の利用実績をもとに、月ごとの保育士の求職者数と保育園・幼稚園等の新規登録数実績を分析
調査期間:2021年10月~2022年5月
対象者:保育士バンク!利用者
※保育士バンク!に登録している全国の施設、求職者のデータをもとに統計化したデータで集計
実施主体:ネクストビート保育士バンク!総研
<参考>
保育士バンク!総研『保育士の就職活動の実態調査』