「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(以下、JCV)は、J2大分トリニータを運営する「大分フットボールクラブ」と大分トリニータのユニフォームスポンサー及びソーシャルアクションパートナーの「ネットワンシステムズ」が貢献した、「古着deワクチン」の活動を通した衣類回収による開発途上国への子どもワクチン支援に対し、感謝状を贈呈したと発表した。
【J2大分トリニータのSDGs活動への取り組み】
(1)古着deワクチン
大分フットボールクラブでは、ネットワンシステムズの協力のもと、運営するJ2大分トリニータの試合の来場客に呼びかけ、衣類等の引き取りを行っている。
引き取りした衣類等は、日本リユースシステムさまが運営する「古着deワクチン」を通してリユース。カンボジアをはじめとした開発途上国で販売され、現地での雇用創出にもつながっているとのことだ。
また、回収キット1口あたりポリオワクチン5人分が、JCVを通して、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの子どもたちに贈られるという。
ホームゲームで始めた活動は、他チームの賛同を得て、アウェイゲームにも広がっているとのことだ。
(2)ペットボトルキャップの回収
大分フットボールクラブでは、試合会場等でペットボトルキャップの回収も行っている。回収したペットボトルキャップは、リサイクル業者を通じてリサイクルされるだけではなく、その売却益の一部がJCVに寄付され、子どもワクチン支援活動につながっているとのことだ。
【団体概要】
団体名 認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会
代表 理事長 剱持 睦子 (ケンモチ ムツコ)
創設者 会長 細川 佳代子 (ホソカワ カヨコ、細川護煕元首相相夫人)
本社所在地 東京都港区三田 4-1-9 三田ヒルサイドビル8F
URL www.jcv-jp.org
設立 1994 年 1月29日
スペシャルサポーター
竹下景子(ワクチン大使・女優)、和田毅(プロ野球選手)、早見優(歌手・女優)、三國清三(オテル・ドゥ・ミクニ・オーナーシェフ)、進藤奈邦子(WHOメディカルオフィサー)、鏡リュウジ(翻訳家・心理占星術研究家)、安藤優子(ジャーナリスト)、ハローキティ、キャップ革命 ボトルマン(タカラトミー)
事業内容
<開発途上国への子どもワクチン支援>
1日 4,000人と言われている、世界でワクチンがないために感染症で命を落とす子どもたち。5 歳未満で亡くなる子どもの約3人に1人はワクチンで予防可能であるという。
JCV はこの子どもたちの命を救うため開発途上国にワクチンを贈り、子どもたちの未来を守る活動を行う民間の国際支援団体。支援者から預かった寄付をワクチンや関連機器に換え、現地の国連機関ユニセフ(UNICEF)事務所及び現地政府と連携して毎年支援国の子どもたちに届けている。
2021 年はミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの 4 カ国に1億1,641万7,060円分の⽀援を実施したとのことだ。