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花王、ファンデーションの中皿をより環境に配慮した素材に切り替え 7月より順次ケミカルリサイクルPET素材に

花王は、メイクブランド「media(メディア)」の新商品をはじめとするパウダーファンデーションの中皿の素材に、JEPLANが保有するケミカルリサイクル技術を用いて同グループ会社のペットリファインテクノロジーが製造するケミカルリサイクルPET(ポリエチレンテレフタレート)を、2022年7月以降、順次採用していくと発表した。

今回の取り組みを通して、花王化粧品事業のメイクカテゴリーにおいてもバージンプラスチックの使用量を削減し、サステナブルなモノづくりを進めるとともに、化粧品プラスチック容器の水平リサイクル実現に向けた取り組みをさらに進めていくとのことだ。

パウダーファンデーションの中皿イメージ

花王は、2021年6月より、化粧品ブランド「TWANY(トワニー)」のスキンケア容器からケミカルリサイクルPET素材の採用をスタートし、順次、採用ブランドの拡大を進めてきたという。

また、JEPLANと協働し、店頭で回収した利用者の使用済み化粧品プラスチックボトルを用いて、“ボトルからボトル”への水平リサイクルに向けた実証実験を実施。

一方、パウダーファンデーションは従来、レフィルをコンパクトケースに繰り返し詰め替えて使用できるようになっており、レフィルには商品の特長に応じて、バージンPET素材でできた中皿、もしくはアルミ素材の中皿を採用していたという。

今回、バージンPET素材の中皿を、バージンPET素材と同等品質のケミカルリサイクルPET素材に順次切り替えることで、より環境に配慮したサステナブルなモノづくりを進めていくとしている。

なお今後は、すでに取り組みを進めている化粧品プラスチックボトルと同様に、水平リサイクル実現に向けた取り組みもあわせて検討し、プラスチック循環社会の実現をめざすとのことだ。

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