HIS、2022年夏休みの旅行予約動向を調査　国内出発日ピークは「7月21日」　海外旅行予約も前年比の22倍に増加

エイチ・アイ・エス（以下、HIS）は、夏休み期間（2022年7月21日～8月31日）の予約状況から、旅行動向についてまとめ、発表した。

■HIS夏休み海外旅行：予約者数ランキング

海外旅行は前年同日比で2,191.1％（約22倍）。また、平均単価は21万3,600円で、前年比132.5％の上昇という結果になった。

また、予約者数1位はハワイ。繁忙期の人気旅先としては不動であり、HISでの夏の海外旅行の予約者数の実に20％を占めている。続く2位にはバンコクがランクインし、タイもハワイ同様、ワクチン接種証明書が提出できれば渡航前のPCR検査が不要であり、アジア地区でも観光客の受け入れに積極的で、規制緩和を段階的に進めているという。

3位にはソウルがランクインし、韓国は観光客の受け入れを再開した6月以降、問合せが増加しているとのことだ。

また、ランキング内に長距離路線が4か国入っていることから、直近のニュースとしても大きく取り上げられた燃油サーチャージの値上がりによる価格高騰についても、消費マインドを大きく押し下げる要因には至っていないことが分かるとしている。

■HIS夏休み海外旅行：出発日ランキング

出国のピークは祝日「山の日」の8月11日で、お盆（8月13日～16日）に絡めた休暇での利用が想定されるとし、以降は均等に出発日が分散しているとのことだ。

■HIS夏休み国内旅行：予約者数ランキング

国内旅行は前年同日比で486.4％。全47都道府県のうち約9割が前年を上回る予約者数となっており、日本全国での旅行市場の回復が急速に進んでいるという。平均単価は79,500円で前年比92.1％という結果に。

国内旅行の予約者数1位は沖縄県で、内訳としては、75％が本島、続いて15％が宮古島、8％が石垣島を予約しているという。

また、2位には北海道がランクインし、内訳としては札幌が90％を占めており、根強い人気が伺えるとしている。続く3位には長崎県がランクインした。

■HIS夏休み国内旅行：出発日ランキング

国内旅行の人気出発日は、夏休み初日の7月21日が一番人気となった。また、週末に絡めた出発日だけでなく、手頃な金額で楽しめる週半ばの予約も多いとし、様々な様相となっているとのことだ。

新型コロナウイルスの感染拡大により断念していた旅行を実現させる「リベンジ旅行」という用語が話題になるなど、国内旅行は活況を迎えているという。

HISは、引き続き旅の素晴らしさを提案していきたいと考えているとのことだ。

【調査概要】
調査日：2022年6月13日（前年同日比）
調査対象：HISにて対象出発日の旅行申込者
対象出発日：2022年7月21日～8月31日
対象商品：パッケージツアー、ダイナミックパッケージ、航空券（海外旅行のみ）

＜参考＞
HIS『2022年夏休み旅行予約動向』