ファンケルは、2022年6月16日から、全直営店舗に設置されているサプリメント陳列什器を、主原料が紙パウダーの「MAPKA®」を使用した国内初の環境配慮型什器にすることを発表した。
これにより、什器の製造から焼却までの過程における温室効果ガスの排出量を従来と比べて約30%削減するとし、また、同什器は強度にも優れているため、従来よりも破損リスクの軽減にもつながるとのことだ。
これまでサプリメント陳列什器は、アクリル樹脂が使用されていたが、「MAPKA®」を使用した環境配慮型の什器を採用します。
「MAPKA®」は、環境経営総合研究所が提供する新しい素材で、プラスチック原料に微細な紙パウダーを混成させて作るため、成形後の収縮性の低さや成型までの時間、その高い剛性および耐熱性から、工業用材料として幅広く活用されてるという。
また、紙パウダーを51%含有しているため、容器包装や成形品と同様に紙製品扱いとなり、燃えるごみ・燃やすごみとしての廃棄が可能となるという。
ファンケルは、2018年に「ファンケルグループ サステナブル宣言」を掲げ、現在と未来に生きる人々の笑顔と持続可能な社会を目指すために、「環境」「健やかな暮らし」「地域社会と従業員」を重点テーマにSDGsの貢献に取り組んでいるとし、今後も全国の直営店舗において、環境に配慮した店舗づくりを目指していくとのことだ。