キャドセンターは、丸の内周辺の街並み3DCGで精密に再現した都市データ「街バース」のリリースを発表した。
開業から100年を迎えた東京駅周辺(丸の内エリア)の3D都市データを、「アイレベル」(人の目線の高さ)で再現した同データは、ゲームやVR、メタバース空間など、様々なシーンでの利用が可能とのことだ。
既存の3D都市データの多くは、現実には存在しない都市であったり、都市を上から見渡す画角で再現されたりすることが一般的であったが、キャドセンターが開発した「街バース」は、(1)現実の都市空間を忠実に再現していること(2)都市空間を「アイレベル」(人の目線の高さ)で見られること、の2点を最大の特徴としているという。
なお、「街バース」は都市計画、観光、防災のみならず、実際の街を舞台にしたゲーム・VR・メタバース空間の制作など、様々なシーンでの利用が可能としている。
多くのCG制作会社、ゲーム制作会社、不動産会社、個人クリエイターがりようできるよう、提供データの形式は、UnityやUnreal Engineだけではなく、汎用3Dデータ形式のFBX形式など様々なデータフォーマットに対応しているとのことだ。
■「街バース」戦略プライスの設定
構築数百万円という価格で販売していた3D都市データを、「街バース」においては、戦略的なプライシングでの提供するとしている。
同プライシングは、現在ゲーム・VR・メタバース市場では個人クリエイターも含めたプレイヤーが多く参加しているとし、マーケットの市場拡大貢献と、その市場におけるプレゼンスを高めることを目的としているという。
キャドセンターは、市場の裾野を広げると同時に、更に色々な企業との共同開発を活発化し、実行の際は追加の値下げを行うことで、より多くの共創を生み出したいと考えているとのことだ。
<商品概要>
商品名:街バース
定価:50万円(税別)