エイチ・アイ・エス(以下、HIS)は、5月末より実施しているスーパーサマーセール期間中における国内旅行、海外旅行の予約から、利用者の動向や傾向がどの様な状態にあるのかをまとめ、発表した。

■国内旅行

●ゴールデンウィーク時は顕著であった予約の間際化が落ち着き、先の予約を検討している傾向が伺える
●今までの予約傾向としてあったマイクロツーリズムから、遠距離を含めた旅行先検討方面にも広がりがみられる
●人気方面の沖縄も、離島への予約が中心だったところから、本島全域に広がりが見られる
●人気方面でのデラックスクラスホテル利用が多く求められている
●ハウステンボスやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどが目的の、家族旅行が一気に動き出している

家族旅行の動きが顕著であることなどから、コロナ禍での制限が心理的にも緩和されたとHISは想定しているという。また、予約状況から、国内旅行の復調を実感しているとのことだ。

■海外旅行

●現地でのPCR検査付商品の予約比率が高く、現地サポートの内容確認など、安心・安全重視の傾向
●海外旅行再開を待ち望んでいたと思われるハネムーン、カップル・夫婦など、関係性の近い人と行く旅行が多い
●ビジネスクラス利用、デラックスクラスホテル利用客も多い
●観光目的での入国が再開された韓国への問い合わせが増加

海外旅行は、関係性の近いカップル、夫婦などの動きが顕著ではあるものの、まだ限られた層の動きにとどまっている様相があるという。どの利用者にも、安心・安全に対する具体的なサポート体制の確認や保険などの情報を積極的に求められている傾向が伺えるとのことだ。

HISは、刻々と変わる旅行の環境にいち早く対応しながら、国内旅行・海外旅行それぞれに利用者ニーズにあった商品で構成したTV‐CMを放映するなど、旅行市場全体の活性化に寄与していくとしている。