アシックス、ランナー向け保険を提供する子会社「アシックス・プレイシュア」設立

アシックスは、ランナー向け保険の開発、提供など主に保険代理店業務を行う100%子会社のアシックス・プレイシュアを設立したと発表した。

同事業は、アシックスジャパンが実施した、社内公募による「新規ビジネス提案制度」 の第1回最優秀賞の具現化として、新たにスタートするもの。

新会社では、アシックスが培ってきた知見を取り入れながら、ランナーの実情にみあった保険の開発、提供に努めるとしている。

また、アシックスでは、中期経営計画2023の戦略目標である「デジタルを軸にした経営の転換」のもと、デジタルサービスと連携した「ランニングエコシステム」 の構築を進めており、心身ともにより充実したランニングが体験できるよう「ランニングエコシステム」に保険を加えることで、さらなる価値向上を目指すとのことだ。

販売する保険の対象、種類は以下の通り。

1.イベント主催者向けB2B保険「サステナブルRUNパック」

同商品はランナーやスタッフなどのイベント参加者に生じた転倒や接触による怪我、熱中症などを補償。

また参加者一人ひとりがCO2など温室効果ガス排出削減に寄与できるよう、国が認証する「Jクレジット制度」 を活用し、主催者とランナーが一体となって環境保全に取り組める仕組みとしているとのことだ。

2.OneASICS(ワンアシックス)会員向けB2C保険

「デイリーランナー保険」「イベントランナー保険」

日常的にランニングを行う方への「デイリーランナー保険(年間補償)」とマラソン大会やバーチャルレースにも対応した「イベントランナー保険(1ヶ月補償)」の提供を、6月8日からアシックス・プレイシュアのウエブサイトで販売を開始。

保険料の支払いには、無料で加入できるOneASICS会員に発行される「OneASICSポイント」の利用が可能で、従来の商品購入や特典サービスに使用する以外のメリット拡充にもつなげているという。

また「デイリーランナー保険」では、2023年6月(販売開始から1年間)までに普通自動車での地球一周に相当するCO2排出量の削減を目指す「グリーンランナープロジェクト」 を立ち上げ、加入者には環境配慮型ランナーとして「GREEN RUNNER(グリーンランナー)」の称号を授与。

今後は、ランニングに限らずさまざまなスポーツ競技者や主催者、コーチなどに向けた保険の開発も検討し、スポーツを「する・みる・ささえる」の循環を保険事業で支え、スポーツ人口の増加、健康社会の実現をリードすることを目指していくとしている。

〇会社概要
会社名    アシックス・プレイシュア
所在地    東京都江東区新砂3丁目1番18号
出資     アシックス100%
設立日    2021年11月9日
資本金    1,000万円
代表取締役  林 晃司
業務内容   保険代理店事業、サステナビリティ支援事業
ウェブサイト https://playsure.asics.com/

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