三井住友カード・GMO 2社、後払い決済「BNPLサービス」の業務提携締結 来春までの事業開始を予定

三井住友カードとGMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)、GMOペイメントサービス(以下、GMO-PS)は、Buy Now Pay Later(以下、BNPL)における業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表した。

三井住友カード・GMOgがが業務提携

BNPLとは、「今買って、あとで支払う」を意味し、海外市場での利用拡大に伴い、クレジットカード機能を補完する決済方法として注目されている決済手段。

三井住友カードは、新たにBNPLのマーケットへ参入し、クレジットカードの枠を超え、あらゆる決済手段を事業者へワンストップで提供することで、総合決済事業者としての圧倒的なポジションの確立を目指すとしている。

また、GMO-PGおよびGMO-PSは、更なるBNPLサービス展開として三井住友カードとともに新たなサービス(以下、「新サービス」)をリリース。三井住友カードとGMO-PGおよびGMO-PSの共同による新サービスは、2023年春頃までの事業開始を予定しているとのことだ。

新サービスは、GMO-PGがグループでこれまでに培ってきた後払い決済サービスのノウハウとシステム基盤をベースに、三井住友カードが培った50年を超えるクレジットカード事業の与信・分割払いのノウハウを加えることで、これまでにない新しいBNPLのサービスを事業者・利用者の双方に提供。

利用者の支払いは、商品到着後のコンビニ払いなどによる1回払いの支払い方法が主流だが、今回3社で立ち上げる新サービスでは、従来型の後払い決済サービスに対応することは勿論ながら、長期の分割払いへの対応を予定しているという。

また、三井住友カードとGMO-PGが提供する決済プラットフォーム「stera」の基盤を活用し、「stera terminal」を設置する加盟店を中心に、店頭での対面取引でも決済が可能となるサービスの提供を予定。

その他、三井住友カードでは、BNPLを利用されるユーザー向けに、自社の会員向けアプリ「Vpass」と連携した新たなサービスの提供をしていくとし、また、個品割賦事業と新サービスをデジタルで融合させたサービスの提供なども検討するとしている。

今後は、3社間で集中的に協議を進め、具体的なサービスの内容(名称含む)や商品性が決まり次第速やかに報告するとし、三井住友カードとGMO-PG及びGMO-PSは、今後も利用者により安全で利便性の高い決済手段を提供し、更なるキャッシュレス化の推進に努めていくとのことだ。

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