Appleは、iOS 16のプレビューを発表した。
ロック画面に過去最大のアップデートが行われたほか、新しい共有、コミュニケーション、知能の機能を提供し、これらが組み合わさることでユーザーがiPhoneを体験する方法が一変するとしている。
iOS 16ではiCloud共有写真ライブラリが導入され、家族と写真のコレクションをシームレスに共有できるほか、メッセージとメールがアップデートされ、ユーザーは簡単に連絡を取り合うことが可能に。また、「テキスト認識表示」と「画像を調べる」にもパワフルな機能強化が施されているとのことだ。
以下、アップデート内容の抜粋。なお、詳細はAppleホームページに記載。
■パーソナライズされたロック画面の体験
iOS 16で、ロック画面がより自分らしく、美しく、便利になったという。新しいマルチレイヤーエフェクトにより、写真の被写体がロック画面で時間の手前に巧みに配置され、奥行きが感じられるようになり、日付と時間の表示も、表現力豊かなフォントスタイルと色を選択して変更可能に。
ロック画面では、Apple Watchのコンプリケーションからインスピレーションを得たウィジェットが採用され、今後予定されているカレンダーのイベント、天気、バッテリー残量、アラーム、時間帯、アクティビティリングの進捗などの様々な情報を一目で簡単にチェックできるという。
なお、通知はパーソナライズされたロック画面をはっきりと見ることができるように、画面下部から表示されるように再設計。
■メッセージのアップデート
ユーザーは、送ったばかりのメッセージを編集または取り消したり、最近削除したメッセージを復元したり、後で対応できるように会話を未読にすることができるという。
さらに、SharePlayがメッセージでも使えるようになり、メッセージでチャットしながら、映画や曲などのコンテンツを同期した状態で視聴したり、再生コントロールを共有したりして楽しむことが可能に。
■「テキスト認識表示」と「画像を調べる」の機能強化
「テキスト認識表示」は、デバイス上の知能を使ってiOS全体で画像の中のテキストを認識し、同機能がビデオまで広がったという。
ユーザーは、あらゆるフレームでビデオを一時停止してテキストを操作でき、また「テキスト認識表示」にユーザーがすばやく通貨を変換したりテキストを翻訳したりできる機能も加わるとのことだ。
「画像を調べる」には、画像内の対象物を長押しして背景から抜き出し、メッセージなどのアプリケーションに配置する新機能が導入され、写真をより活用できるようになるという。また、「画像を調べる」が鳥、昆虫、彫像を認識するように拡張されたとのことだ。