ANA、特別塗装機でサステナブルな活動を推進 秋よりANA Future Promise特別塗装機の運航を開始

ANA Future Promise立ち上げから1年を迎え、さらに施策を推進していくために、ANAのサステナブルな企業活動を象徴する飛行機として、本年秋よりANA Future Promise特別塗装機の運航を開始すると発表した。

ANAグループは、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指し、昨年2021年6月に「ANA Future Promiseblank」を立ち上げ。その後、2021年8月に日本の航空会社で初めて機内食容器をプラスチック製から地球環境に優しい素材へ変更し、また、今年3月には食品残渣の循環型の仕組みの導入等に取り組んできたという。

今回、ANA Future Promise立ち上げから1年を迎え、さらに施策を推進していくために、ボーイング787型機の特別塗装機を活用し、サステナブルな素材を使用した機内サービス品(機内食食器の一部、機用品の包材等)の提供や、航空をテーマとしたアップサイクル商品の販売拡充、CO2排出抑制を目的としたハンドリング等を中長期で展開していくことを発表。

また、サステナブル素材を使用した商品やサービスの提供に係る施策については幅広いビジネスパートナーとの協業も検討していく予定であるという。

ANAグループの中長期環境目標達成に向けて、さまざまなビジネスパートナーおよび利用客とともに、ANAのサステナブルな活動をさらに推進していくとしている。

現在、消費者がある商品を選択する際、商品そのものの機能や価格だけではなく、それを手掛ける企業は社会的責任をどのように果たしているのかという企業の姿勢や価値観に対する重要性が増しているという。

人々の生活様式や関心が変化し、また、新型コロナウイルスの影響により航空需要も変容する中、私たちの提供する商品・サービスにおいても「ESG」「衛生・清潔」「ユニバーサル」等の要素を強化していくとのことだ。

【特別塗装機について】
環境の概念を表現する「水と緑」をモチーフとしたデザインで、ボーイング787の2機に特別塗装を実施し、国内線・国際線(各1機)を運航。

【特別塗装機運航の概要】

ANAグループは、2050年までに航空機運航によるCO2排出量実質ゼロ5を目指すという環境目標を中長期で掲げている。

今後も利用客およびあらゆるステークホルダーとESG推進に取り組み、目標実現を目指していくとしている。

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