スズキ、インド四輪工場にて再生可能エネルギー由来の電力使用を拡大

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スズキは、カーボンニュートラルの実現に向け、インド四輪工場において、再生可能エネルギー由来の電力使用を拡大すると発表した。

SMG向けの発電施設(ReNew社提供)

スズキのインド生産子会社スズキ・モーター・グジャラート社(以下、SMG)は2022年5月、スズキグループとして初めて、電力事業者がSMG敷地外に設置する発電設備から電力を購入するオフサイトコーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)の仕組みを利用して、再生可能エネルギー由来電力の調達を開始。

発電設備は風力と太陽光のハイブリッド型(発電出力17.6MW)で、インド再生可能エネルギー事業者大手ReNew Power Private LimitedがSMG専用として設置したという。

今回の取り組みにより、CO2排出削減量は年間約59,000トンを見込むとのことだ。なお、SMGが2018年に敷地内に設置した太陽光発電設備では、0.5MWを発電している。

スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社においては、2014年にマネサール工場敷地内に太陽光発電設備を導入して以来、再生可能エネルギー由来の電力を活用しています。2021年9月に、マネサール工場敷地内の太陽光発電設備(20MW)の拡張を行い、発電出力を26.3MWまで拡大。

今回の拡張によるCO2排出削減量は年間約20,000トンを見込んでいるのことだ。

マネサール工場のモータープールの頭上に設置したソーラーパネル

スズキは中期経営計画において、2050年での製造時CO2排出量ゼロの実現を目指している。

今後も、再生可能エネルギーの利用拡大、省エネルギーの推進、日々の改善活動等を通じて、CO2排出量を削減していくとしている。

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