三井不動産は、大阪府堺市美原区にて開発を推進中のリージョナル型ショッピングセンターの施設名称を「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」に決定したと発表した。
開業は2022年11月を予定しているという。
関西エリア4施設目のららぽーととなる同施設は、SDGsやESG投資などへの注目が高まる中、年間消費エネルギー量が大幅に削減された建築物に与えられる「ZEB Oriented(物販等)」認証を大規模商業施設として国内で初めて取得した、環境に配慮した商業施設となる。
堺市および美原区における都市拠点と南河内地域および奈良県中部の交流結節拠点としての役割を担い、建物内には地域連携を図ったイベントを実施できるスペースを設けるとのことだ。
ファミリー層をメインに、シニア・ヤング層まで幅広い世代のユーザーが楽しめる多彩な店舗・サービスを提供すべく、さまざまなファッション、雑貨、飲食、エンターテインメント、サービスなど話題性の高い約210店舗をバラエティ豊かに取りそろえるとのことだ。
また、同施設では、従業員の人々に向けた各種施策にも積極的に取り組んでいくとしている。デザインと利便性にこだわった従業員休憩室など、より働きやすい環境を整える予定。加えて店舗の従業員採用支援のため、「ららぽーと堺 採用センター」(業務委託先:アイデム)を立ち上げ、6月22日から各店舗の求人募集を、合同求人説明会の形式で順次実施するとしている。
先行発表以外の店舗および各店舗の詳細については、2022年8月頃に発表予定。
■ BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)に基づく評価にて「ZEB Oriented(物販等)」認証取得
同施設は、カーボンニュートラルデザイン推進計画の一環として、施設の設計一次エネルギー消費量を30%以上削減し、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)に基づく評価にて「ZEB Oriented(物販等)」認証を大規模商業施設で初めて取得。
同施設では、以下の取り組みも行うことで、持続可能な社会の実現に貢献していくという。
<主な取り組み内容>
- エネルギー管理システム(BEMS)、照明および空調制御システムの導入による効率的なエネルギー運転管理
- 高断熱建材、高効率設備機器、LED照明の採用による省エネルギーの実施
- 太陽光パネルの設置やコージェネレーションシステムの導入によるエネルギーの地産地消
働きやすい環境をめざした取り組み
従業員の働きやすい環境の実現とES(従業員満足)向上を目指し、働く従業員がゆっくり休憩をとれる従業員休憩室を各階に設置し、全館で計5か所に。
機能面の充実とデザインにもこだわっているという。また、手軽に利用できる従業員専用コンビニエンスストアや、従業員専用駐車場を設置する予定とのことだ。
- 間仕切りのあるカウンター席
- 仮眠をとりやすいソファエリア
- 携帯電話充電用コンセント
- フリーWi-Fi
- 歯磨き用洗面台
- パウダーコーナー
- 喫煙室
- 従業員専用コンビニエンスストア