リクルートが運営するニュースサイト「SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)」は、リクルートが2022年3月に発表した「SUUMO住みたい街ランキング2022 首都圏版」で、5年連続で総合1位になった横浜駅に注目した、「横浜駅まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング2022年版」を発表した。

同ランキングで1位となったのは、小田急江ノ島線沿線の善行駅。

駅名は、付近に江戸時代にあったという寺「善行寺」に由来。善行駅付近は丘陵地帯で坂が多いのが特徴だが、毎日坂道を登り下りすることも「味」と感じられそうなどこか郷愁を誘う景色は、まるで映画の場面のような風情と魅力的な雰囲気があるとしている。

また、2位には南万騎が原駅がランクイン。横浜市旭区にあり、横浜駅までの所有時間は15分と利便性抜群な上、沿線である相模鉄道は2023年3月に東急線と相互直通運転を予定しているため、都内の渋谷駅や目黒駅までのアクセスも向上が期待できるとのことだ。

■横浜までの所要時間が一番短かったのは13位の「屏風浦駅」

ランキングの中で横浜駅までの所要時間が一番短いのは、13位の屏風浦駅。

普通列車のみの停車駅だが、隣駅はエアポート急行や特急が停車し、横浜市営地下鉄が利用できる上大岡駅で、駅間距離は約2.5㎞。

同じく隣駅でエアポート急行と、JR根岸線と横浜シーサイドラインが利用できる杉田駅は約1.6㎞で、屛風浦駅を最寄りとする物件でも、選ぶ場所によっては利用路線の選択肢を増やすことができるという。

横浜は利便性の高い都会だが、少し足を延ばせば海や緑など自然が豊かなところも大きな魅力の一つ。ランキングでは、そんな横浜に共通する豊かな自然環境を大切にしている街が目立ち、洗練された便利さとのどかさが両立できることこそ、横浜に魅せられる要因なのかもしれないと同社は考察している。

■調査概要
【調査対象駅】
SUUMOに掲載されている横浜駅まで電車で30分以内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る) 
【調査対象物件】
駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】
2022年1月~2022年3月
【家賃の算出⽅法】
上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出(3万円~18万円で設定)
【所要時間の算出方法】
株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、朝7時30分~9時の検索結果から算出(2022年3月28日時点)。所要時間は該当時間帯で一番早いものを表示(乗換時間を含む)

<参考>
リクルート『横浜駅まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング2022年版