令和トラベルは、2022年の夏休みシーズン(7月~9月)に海外渡航者数がどう推移するのかの予測値と、この夏の海外旅行の動向を調査を実施し、結果を公表した。
試算の結果、同社は今年の夏休み期間(7~9月)は、2019年度比約15%の水準まで回復するのではないかと予測。
4月から旅行会社各社が海外ツアーの販売を再開し、ゴールデンウィークにはハワイを中心に海外旅行者も戻ってくるなど、回復の流れを受け、夏休み期間には、4月の倍程度の回復度合いまで戻るのではないかと予測したとのことだ。
■夏休みの海外旅行の意向調査結果
「Q1:この夏、海外旅行に行くか」という質問では、海外旅行に行く予定があるという人は18.2%となり、行かないという人が36.4%、検討中・悩み中という人が約半数の45.3%という結果となった。
行かないと思う人が最も多いものの、悩み中・検討中という人も半数近くおり、今後の海外旅行の入出国の緩和、円安の状況等によっては、大きく動く可能性もあるとしている。
Q1で海外旅行に行く予定があると回答した人への追加質問で、ひとりあたりの予算感はどのくらいかを調査したところ、10万円未満が34.9%、10万~20万円未満が33.5%、20万~30万円未満が16.7%、30万円以上が14.8%という結果に。
20万円未満が約7割となり、遠方ではなくハワイなどのリゾート地、渡航費を抑えたアジアなどの近隣諸国での滞在を想定した予算感となっていると予想している。
また、Q1で海外旅行に行く予定があると回答した人へ、海外旅行へは誰と行く予定かを質問したところ、「ひとり旅」が33.3%、「友人や恋人(2人)」が35.4%、「グループ(3人以上)」が9.2%、「家族」が22.1%となった。
入出国時にPCR検査で陽性の場合、出国できなかったり、現地で陽性になった場合は滞在延期を余儀なくされたりとグループで動くリスクがあるため、ひとり旅もしくは友人・恋人との少人数旅行が多くなっていると同社は予想している。
また、PCR検査料金なども往復で1名3万円ほどかかったりと家族で動くにしてもコロナ前までの海外旅行に比べると割高になっていることも起因している可能性があるとのことだ。
■身近なリゾート地やアジア圏への少人数旅行が主流に
同社は、同調査を受け、ゴールデンウィークを経て一気に「海外旅行の回復」の波が大きくなっていることが浮き彫りとなったとしている。
一方で、予算は20万円以下で計画する人が多い為、ハワイなど渡航者の多い身近なリゾート地や近場のアジア圏に人気が高まりそうと推測。
また、新型コロナの影響でグループ旅行や団体旅行ではなく、ひとり旅や少人数での旅行が中心となってくることが見込まれるとのことだ。
■調査概要
実施期間:2022年5月22日~5月24日
調査方法:令和トラベルのTwitter、Instagramアカウントでアンケート調査
有効回答数:計1,055
令和トラベル『夏休みの海外旅行の意向調査』