NTTドコモ(以下、ドコモ)とサイバーエージェントは、両社の経営資源を活用した広告事業の展開を目的に、新たに「Prism Partner(プリズムパートナー)」を設立することを発表した。

■新会社による事業の特長

デジタル販促からCRMまで一気通貫したソリューションを提供
ドコモが保有するサービス利用情報などの会員基盤データやオンライン・オフラインデータを基に広告を配信するドコモのターゲティング広告商材を販売。

また、「dポイント」を活用した購買行動促進、購買の効果分析を一貫して行うドコモのデジタル販促広告商品を開発支援・販売するとしている。

広告配信結果のデータをドコモのマーケティングプラットフォーム「スーパー販促プログラム」などのCRMツールと連携することで、利用者への広告配信に留まらず、商品やブランドへの愛着・信頼の向上に繋がる活動を運用面含めてサポート。

ゲームを中心としたアプリ事業者向けの新たな切り口でのターゲティング広告を提供
ドコモが持つ利用者の会員情報やアプリ利用傾向に関するデータなどを活用したアプリ事業者向けのドコモの広告商品を開発支援・販売。

開発支援は、これらのドコモの保有データと、サイバーエージェントが提供するスマートフォンアプリに特化したダイナミックリターゲティング広告「Dynalyst」を連携させることで、高度なアドテクノロジーを活用し利用者ひとりひとりにカスタマイズした広告配信を実現。

新会社による提供事業イメージ

ドコモとサイバーエージェントは、今後、新会社Prism Partnerにおいて、広告商品の開発と広告主への販売を推進するとしている。

ドコモの持つ独自のデータ・ポイント・メディアなどのマーケティングアセット、サイバーエージェントの持つAI技術やデジタルマーケティングにおける知見を活用し、オンラインとオフラインを統合した広告効果の可視化と効果最大化にむけた取り組みを進めていくとのことだ。