品川区は、男女共同参画センター(品川区小山3)など区内6か所で、生理用品の入手が困難な人を対象に防災備蓄品を有効活用して生理用品を無償で配布していることを発表した。

なお、同取り組みは、区立小学校・中学校・義務教育学校でも児童・生徒の手に届きやすいよう、学校のトイレに設置しているとのことだ。

品川区、、生理用品を無償で配布

品川区は、区女性職員を中心に「優しさをかたちにプロジェクト」を立ち上げ、コロナ禍における女性の負担軽減を図ることを目的に、2021年4月から生理用品の入手が困難な人を支援するために防災備蓄品を活用し、生理用品を無償で配布を実施。

2022年度も引き続き、生理用品の無償配布を行うとし、希望の場合は配布施設内に設置した専用カードを窓口に提示、もしくは事前にスマートフォンでホームページにアクセスし、画面を窓口で提示することが必要になるという。

生理用品の購入に困っている人が気軽に立ち寄ることができるよう、個人情報の確認はせず、必要とする人が周囲を気にせずに入手できるように配慮しているとのことだ。

優しさをかたちにプロジェクト

配布概要

配布内容:
生理用品(ナプキン昼用28枚/パック・夜用11枚/パックを各1パック)約600セット(※在庫が無くなり次第終了)
配布対象:
区民(性別・年齢問わず)
配布場所(区立施設計6か所):
(1)男女共同参画センター(品川区小山3-22-3)
※2023年1月以降はきゅりあん3階(品川区東大井5-18-1)に移転予定
(2)子育て応援課(品川区役所本庁舎7階)
(3)暮らし・しごと応援センター(品川区役所第二庁舎3階)
(4)品川保健センター(品川区北品川3-11-22)
(5)大井保健センター(品川区大井2-27-20)
(6)荏原保健センター(品川区荏原2-9-6)
配布方法:
●施設内に設置した専用カードを窓口に提示
●事前にスマートフォンでホームページにアクセスし、画面を窓口に提示
区立学校のトイレに生理用品を設置:
生理用品を必要とする児童・生徒が気兼ねなく入手できるよう区立学校全校(46校)の4年生以上の女子が利用するトイレ内に生理用品を設置。2022年度からは別途教育委員会が購入し、無償設置を継続。

区立学校のトイレに生理用品を設置