スズキは、自動車リサイクル料金の収支余剰金を活用した自社公益事業として、市場の廃車から回収した小型リチウムイオン電池をソーラー街灯用電源に二次利用(リユース)する技術を開発したと発表した。

(右)ソーラー街灯
(真ん中)リチウムイオン電池を内蔵した街灯の内部
(左)リチウムイオン電池
 

これまで使用済みとなった小型リチウムイオン電池は余寿命を残したまま処分されていたが、廃車10台分の電池を1基のソーラー街灯の電源としてリユースすることを可能としたという。

同技術は将来、発生量が増加する使用済み小型リチウムイオン電池の有効利用に道を開くもの。開発した技術は、自社公益事業の成果として公開することで、技術の普及を図っていくとのことだ。

スズキは、今後も持続的な社会に貢献する取り組みを進めていくとしている。