自然エネルギーの普及並びに蓄電、送電技術の進化において新規事業を展開するパワーエックスは、三菱UFJ銀行より出資を受けることを発表した。
日本政府は、脱炭素社会の実現に向け、2050年までにCO2(二酸化炭素)の排出を実質ゼロにすることを目標にしたカーボンニュートラルを掲げている。
国内では、産業・運輸・家庭部門の電化が急速に進み、2050年には必要となる電力量が30~50%増加すると見込まれており、また、脱炭素社会の実現に必要とされる洋上風力発電をはじめとする自然エネルギー比率は、50~60%まで引き上げられることが想定されている。
このような自然エネルギーの導入を拡大するには、出力制御に対応した供給のバランスを取り安定化するための大型蓄電池の導入が合わせて必要となるという。
パワーエックスは、「電気の燃料を運ぶ時代から、電気そのものを運ぶ未来へ」をミッションとして掲げ、脱炭素時代が進んだその先にあるクリーンエネルギー社会の実現を目指し、自然エネルギーの電力を輸送する「電気運搬船」とその電気を貯蔵する「蓄電池」の開発および製造を事業の柱とし、自然エネルギーの導入を促進。
今回、三菱UFJ銀行の出資により、更なる両事業の強化や拡大を図り、脱炭素社会への貢献に向けて努めていくとのことだ。