タイミー、香港・米国の海外機関投資家が新たに株主として資本参画 長期的視点であるべき株主構成を検討

スキマバイトサービス「タイミー」を提供するタイミーは、長期的視点での株主構成の見直しと強力な資本サポートの獲得などを目的としたセカンダリー取引ラウンドを実施し、今回、香港のAspex Management、米国のWoodline Partnersが同社の新規株主として資本参画したと発表した。

資本参画の背景

同社は創業以来、数多くの株主が資本および事業面などでサポートをし、昨今のコロナ禍においても順調に事業を拡大してきたという。

また直近では2021年9月にシリーズDラウンドとして海外機関投資家を中心とした総額53億円の資金調達を行ない、今後のさらなる成長に向けて積極的な投資を行っている。

かかる状況下、現在の同社のスケールフェーズおよびコロナ禍明けを見据えた今後の積極的投資方針を踏まえて、長期的視点であるべき株主構成を検討した結果、長期目線での強力な資本サポートが可能な海外機関投資家の追加招へいが必要との経営判断に至り、今回、Aspex Management、Woodline Partnersが新規株主として資本参画する形となったとのことだ。

直近の事業状況

同社は、「『働く』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションの実現に向けて、2018年8月より「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービス「タイミー」を提供しているという。

同サービスは、2022年4月時点で270万人超のワーカーと70,000の店舗が利用している。その業種の幅は飲食業・物流業・小売業など多岐にわたり、昨今のコロナ禍においても順調に事業を拡大しているとのことだ。

プラットフォーム上での求人募集人数は引き続き新型コロナウィルスの影響を受けているものの、経営および事業基盤の強化を迅速に行い、足元は前年同四半期比で4.0倍になるなど昨年の成長率を大幅に上回る加速的な高成長を実現している。

資本参画した新規投資家(順不同)

■Aspex Management
Aspex Managementは主にアジア太平洋地域の上場株および未上場株式に投資を行う投資顧問会社。特に構造的変化を伴いながら、市場規模が大きく、また、長期的成長が見込める会社およびセクターに投資を実行している。
Aspex Managementは大学年金、財団、ファミリーオフィス、SWF(Sovereign Wealth Fund)、OCIO(Outsourced Chief Investment Office)等、世界中の機関投資家から運用を受託している。

■Woodline Partners
Woodline Partnersは米国サンフランシスコを拠点とするテクノロジー等に特化したファンダメンタル重視の株式運用会社。
北米、ヨーロッパ、アジアを中心に投資のプロフェッショナルチームが共有の価値観を持ち厳しい投資基準を設けたボトムアップ・プロセスを用いて事業会社の経営者や金融業界関係者と密接なリレーションシップを基に運用に取り組んでいる。

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