自動ドアセンサーのデータを活用する来店・購買率分析サービス誕生 オプテックスとTangerineが連携

オプテックスは、Tangerineが提供する「Store360 Insight」が、ビーコン内蔵自動ドアセンサーによるオプテックス独自の情報取得・配信プラットフォーム「OMNICITY(オムニシティ)」の取得データを活用する、来店・購買分析サービスの提供開始を発表した。

店舗における人流分析ソリューションは、AIカメラなど高価な機器設置が必要であったが、Store360 InsightはOMNICITYが取得する人流データを取り込むことで、来店数・来店率・購買率などの販売促進業務における重要な指標データと、実施施策の関連性をリアルタイムで分析。

店舗の販促業務を効果的かつローコストで支援することができるようになったとのことだ。

サービスイメージ

またOMNICITYの情報配信機能を使用することで、来店顧客に応じたクーポンや広告を提供するなど、分析結果に基づいた改善施策を迅速に実施することができるという。

オプテックスは、自動ドアセンサーの国内55%(約200万箇所)、海外30%のマーケットシェアを活かし、Tangerineとの協業を通して、小売・飲食店・商業施設等へサービスの導入を進めると同時に、北米・欧州・アジアなどのグローバル市場へも同様の協業スキームで展開を進めいくとしている。

なお、同ソリューションは2022年5月9日〜12日に米国ラスベガスで開催されたアナリティクスおよびBIプラットフォームのThoughtSpot社が主催するカンファレンス「Beyond 2022」にて、「Transforming Legacy Retailers to Data Driven Organization」と題しTangerineの平井代表取締役が講演したセッションにて紹介されたとのことだ。

Transforming Legacy Retailers to Data Driven Organizationの様子
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