清水建設は、ジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン3に所属するラグビーチーム「清水建設江東ブルーシャークス」の運営組織として、4月4日付けで一般社団法人清水建設江東ブルーシャークスを設立した。
6月から活動がスタートする来シーズンに向け、同法人を主体にチーム運営体制の強化を図り、競技力・事業収益力の向上とともに、ラグビー活動を通じた地域貢献・社会貢献活動に注力していくとのことだ。
チーム運営の実務は清水建設からの出向者が担い、実務経験から得られたノウハウや知見を、同社の注力分野であるスポーツビジネスに還元していく考えであるとしている。
清水建設江東ブルーシャークスは、1976年に発足した清水建設ラグビー部を前身とする社会人ラグビーチームで、2001年から社外選手にも門戸を開くクラブチームとして活動を続けてきた。
2021年からは、同年に新設されたラグビーリーグワンに加盟し、東京都江東区をホストエリア、「江東区夢の島競技場」をホストスタジアムとする地域密着型のラグビーチームとして新たな船出を切り、リーグワンの初シーズンでは、3部相当のディビジョン3に参戦。
先ごろ終了した順位決定戦で2位となり、5月21日・28日にディビジョン2下位チームとの入れ替え戦に挑むという。
清水建設は2021年1月、チームが本拠を置く東京都江東区と、スポーツを通じた地域社会の発展を目的とした相互連携・支援協力に関する協定を締結している。
今後、親子で参加できるラグビーイベントの開催をはじめ、区民の健康増進や豊かな社会生活を支援する地域貢献活動にも取り組んでいくという。
また、全国に広がるチームOB社員のネットワークを活用し、他地域においても指導者の派遣等のラグビー普及支援活動に取り組む予定であるとのことだ。
併せて、ブルーシャークスの事業運営を通じて培ったスポーツビジネスのノウハウを生かして、地域コミュニティの活性化やスポーツの収益性向上に資するスポーツ施設開発や街づくりに取り組み、スポーツを通じたサステナブルな社会づくりに貢献していくとしている。