埼玉県所沢警察署とワタミは、「地域安全に関する協定」を締結し、同署内にて締結式を行ったことを発表した。

ワタミは、宅食事業「ワタミの宅食」において、埼玉県内で毎日約15,000食のお弁当・お惣菜を配達しているとし、約400人の「まごころさん」と呼ばれる配達スタッフが担っているという。

同協定は、相互連携と協働による活動を推進し、地域の諸課題に迅速かつ適切に対応し、活力ある個性豊かで安全な地域社会の形成を図ることを目的としている。

同協定締結により、「ワタミの宅食」が「まごころスタッフ」を中心に、特殊詐欺の防犯、ドライブレコーダーのデータ提供、高齢者見守り活動、交通安全・防災に関することなど多岐にわたり所沢警察署と連携を行い、業務を通じて把握した状況等から必要に応じて警察署への通報、情報提供などに努めるとしている。

「ワタミの宅食」は、地域に住む人々やその家族が安心して暮らせるよう、地域の安全に関する活動を推進していくとのことだ。

■「ワタミの宅食」

「ワタミの宅食」は、日替わりの食事と「まごころ」を届けすることで「社会を支えるインフラ」となることを目指し、事業を展開。

お弁当・お惣菜は、利用者と同じ地域に住む「まごころスタッフ」が配達するとしている。まごころスタッフが利用者の家をおとずれることで、日々のコミュニケーションを生み出すとともに、283の自治体と「見守り協定」を締結するなど、高齢者世帯の見守りにも貢献しているという。

2020年3月には、業界として初めて、自社弁当容器を回収し、新たな容器としてリサイクルする取り組みを全国に展開するなど、SDGsの目標達成にも貢献しているとのことだ。

ワタミと埼玉県所沢警察署「ワタミの宅食」はSDGsの目標達成にも貢献