オリックス、2024年3月をもって株主優待制度を廃止

オリックスは、2024年3月をもって株主優待制度を廃止することを決定したと発表した。

1.株主優待制度の廃止の理由

同社は、株主へ株主優待を通じて、オリックスグループの多角化した事業内容に対する理解を深めることを目的に、2010年より「株主カード」の提示による同社グループが展開するサービスの割引優待制度を開始し、2015年よりカタログギフト方式の「ふるさと優待」を実施してきたという。

また、株主優待の拡充に加え、安定的かつ継続的な配当と機動的な自己株式取得など、株主還元策を総合的に展開していくとしている。

今回、中期的な方向性を設定し、さらなる事業成長に努めるとともに、株主へのより公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねた結果、株主優待制度については廃止し、今後は配当等による利益還元に集約することにしたという。

今後も、資本の効率的な活用と持続的な企業価値の向上に努めていくとのことだ。

2.株主優待制度の廃止時期

(1)株主カード
2024年3月31日時点の同社株主名簿に記載のある株主への通知をもって「株主カード」による株主優待を廃止。なお、カード裏面に記載される有効期限(2025年7月31日)まで利用できる。

(2)ふるさと優待
2024年3月31日時点の同社株主名簿に記載のある株主への通知をもって「ふるさと優待」による株主優待を廃止。

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