マリオット・インターナショナルは、アジア太平洋地域にて有意義な旅を提供する体験型プログラム『Good Travel with Marriott Bonvoy』の展開を2022年5月11日から拡大すると発表した。
同プログラムはアジア太平洋地域の同グループ約100軒のホテルで展開し、滞在中に地域社会や環境に触れることのできる機会をゲストに提供するとのことだ。
今回『Good Travel with Marriott Bonvoy』プログラムを提供するホテルおよびリゾートが増えることで、同社は、文化理解と積極的かつ持続可能な変化を促進し、より豊かで幅広い有意義な体験を提供する予定であるとのことだ。
また、『Good Travel with Marriott Bonvoy』はプログラム拡大の一環として、自然保護団体Wildlife Asiaが主導する、アートを通じて環境保護に取り組むコミュニティ『PARDICOLOR』と協力し、これまでのクリエイティブを一新。
2022年アメリカン・エキスプレス・トラベル グローバル・トラベル・トレンド・レポートによると、観光の目的や得られる価値に対する意識が大きく変化している。
多くの旅行者は、地域文化の体験、地域社会の活性化、自然環境の保護など、訪れる旅先の理解促進や、それに伴うポジティブな影響をこれまで以上に重要視しているという。
そこで、『Good Travel with Marriott Bonvoy』は、以下3つの軸に焦点を当てた特別な体験を提供するとのことだ。
環境保全:環境破壊、汚染、気候変動によりダメージを受けている自然環境の回復をサポート
地域活動:文化教育やボランティア活動を通じて地域社会をサポート
海洋保護:海洋生態系や種の回復と保護をサポート
ランカウイの森での湿地回復を目的としたマングローブの植樹活動や、インドでの砂嵐による外装破損を修繕する寺院保全活動、中国・銭塘湖での魚の育成や水質改善活動など、各地域課題への社会貢献を目的とした幅広い体験を用意しているという。
地元の専門家・NGOがアテンドし、旅行者へ地域文化の理解促進をサポートするとのことだ。
また、PARDICOLORとのコラボレーションの一環として、社会貢献をしながら休暇を過ごすというコンセプトのもとアーティストのJoséphine Billeterがトラベルアートを制作。
PARDICOLORは、東南アジア全域において環境と社会に対する意識を高めるために、地元のアーティストを支援するアートを通じて環境保護に取り組むコミュニティで、ゲストの皆様が旅行中に社会に良い影響をもたらすことができる機会を届けたいという『Good Travel with Marriott Bonvoy』の目標と合致している。
クリエイティブなデザインのトラベルアート(イラスト)は同プログラムの3つの軸(環境保全、地域活動、海洋保護)に沿っており、ホテルのコンシェルジュやフロントデスクに設置するデジタルディスプレイ、プログラムを体験されるゲストへのウェルカムメールやダウンロード用のデジタルポストカードといったもので、一部のプログラム参加ホテルで見ることができる。
今回のプログラム拡大は、昨年実施されたアジア太平洋地域の同グループ15軒のホテルで試験的に行ったプログラムに続くもので、事業を展開する地域社会において社会貢献をしてゆくというマリオット・インターナショナルの取り組みを再確認するものとなっているという。
『Good Travel with Marriott Bonvoy』は、サステナビリティと社会的影響に関する同社プラットフォームである『Serve 360:あらゆる角度からの社会貢献』を指針としているとのことだ。