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DeNA、保有する任天堂の普通株式のうち半数相当を売却 今後は両社間の事業を中心とした関係の強化へ

DeNAは、同社が保有の任天堂の普通株式のうち、半数相当を売却することを決議したと発表した。

1.投資有価証券売却の理由
政策保有株式の見直しによる資産効率の向上のため実施するもの。なお、2022年3月期末の保有目的が純投資目的以外の目的である上場株式の保有状況については以下。

2022年3月期末の保有目的が純投資目的以外の目的である上場株式の保有状況

2.投資有価証券売却の内容
売却株式: 同社保有の任天堂の普通株式のうち、半数相当
売却金額: 496 億円

3.今後の見通し
同社と任天堂は、2015年3月より業務資本提携を結んでいる。この間、様々なプロジェクトを共同で推進し、信頼関係を構築してきた。

今回、同社は保有する株式の一部売却を行うが、今後は7年の積み重ねを基盤に、両社間の事業を中心とした関係の強化へと段階を進めていくとしている。

株式の売却の業績影響については精査中であるが、連結決算(IFRS)及び個別決算(日本基準)それぞれ以下の見通しであるとのことだ。

(1)連結決算(IFRS)への影響
当該株式の評価に基づく損益は、その他の包括利益に含まれるため、2023 年3月期の連結業績における税引前当期利益までの各段階利益への影響はない。他方、以下(2)に記載の売却益に対応する税金費用が生じる見込み。

(2)個別決算(日本基準)への影響
2023 年3月期個別決算においては、投資有価証券売却益約 386 億円を計上する見込み。また、これに対応する税金費用が生じる見込みであるとのことだ。

なお、同件に関し、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示していくとしている。

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