サントリー食品インターナショナルは、ヤオコーと協働し、ヤオコー各店舗に集められた使用済みペットボトルを回収して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクルを2022年5月9日より開始することを発表した。

「ボトルtoボトル」水平リサイクル

サントリーグループは「人と自然と響きあう」という使命を掲げ、ペットボトルに関しても2030年までに「100%サステナブル化」することを目標に様々な取り組みを実施。

ヤオコーは地域社会環境保全のため「資源循環社会の実現」を掲げ、使用プラスチックに関して「プラスチック削減とリサイクル促進」を進めているという。

「リサイクル適性が高く、再資源化の仕組みが整っているペットボトルを資源として循環させていくことで持続可能な社会の実現に貢献する」という両社の想いが一致し、同取り組みに至ったとのことだ。

同取り組みは、ヤオコー各店舗で回収した使用済みペットボトルのうち、ヤオコーエコセンターに集められるペットボトルの半数以上をサントリー食品インターナショナルの飲料用ペットボトル容器として再生・使用。

これにより、利用者の協力により集められた使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる、「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現するとのことだ。

ヤオコーエコセンター

サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進してきたという。

同社は、「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を実施していくとのことだ。