ヘアケアブランド「フィーノ」、医療用ウィッグプログラム始動 ヘアドネーションの枠を超えた社会貢献のカタチを提案

fino 医療用ウィッグプログラム

ファイントゥデイ資生堂が展開するヘアケアブランド「フィーノ」は、プログラム【HAIR TOUCH YOU のばせば届く。】を始動したことを発表した。

同プログラムは、髪を寄付するヘアドネーションという枠を超え、医療用ウィッグとしてレシピエントの手元に届くまでに介在する人々を含め、医療用ウィッグに関わる360°全ての人がつながる新しい社会貢献のカタチを提案するとのことだ。

【HAIR TOUCH YOU のばせば届く。】プログラム

【フィーノが360°つなぐ医療用ウィッグプログラム「HAIR TOUCH YOU のばせば届く。」概要】

同プログラムは、【知る】医療用ウィッグをとりまく現状を知る、【参加する】自分の想いを共有する、ヘアドネーションをする、【届ける】ウィッグを製作して届ける、ことを通じ、それぞれに関わる人々の想いが「のばせば届く」、医療用ウィッグの輪をつなげていくとしている。

始動にあたり、まずは医療用ウィッグを提供するための仕組みづくりを担う「fino ウィッグBank」を設立。

また、医療用ウィッグ製作のサポートとなるヘアドネーションをより身近に感じることができるよう、オリジナルのドネーションキットの無料配布や興味関心のある人・医療用ウィッグに携わっている人との意見交換会やイベント、ヘアドネーション対応美容院の開拓などを実施するという。

あらゆる方面での活動を通して、新しい社会貢献のカタチを提案し、「髪」を通して誰もがつながる「生まれ変わり体験」を実現していくとのことだ。

「HAIR TOUCH YOU のばせば届く。」イメージ

■「fino ウィッグBank」の設立

医療用ウィッグを必要とする人に、心地よく質の高い医療用ウィッグを安心して届けできるよう、フィーノがヘアドネーションを募り、集めた髪を医療用ウィッグ製作のために提供する「fino ウィッグBank」を設立。

寄付された髪の保管、ウィッグ製作、販売業務に関しては、アピアランスケアの普及に尽力し、医療用ウィッグの支援活動でも実績豊富なNPO法人「全国福祉理美容師養成協会(以下、NPO法人「ふくりび」)」がサポートするという。

また、医療用ウィッグの製作・販売のみならず、ヘアドネーション対応、医療用ウィッグのカット対応が可能な美容院の開拓も、「fino ウィッグBank」の活動のひとつとして行っていくとのことだ。

■「fino オリジナルドネーションキット」の配布

カットした髪の発送業務は、一部のヘアドネーション対応美容院で請け負っているものの、ドネーションをする人自身で発送するケースが主流だという。

そのため、髪の毛をカットすることも、髪の毛を送ることも、より身近で心地よい体験になるよう、想いを届ける「fino オリジナルドネーションキット」の無料配布を実施。

【ポイント】
●ドネーションをするための髪を送る封筒は、フィーノのブランドイメージである赤とシルバーを用いたデザインを採用。封筒の表面にヘアドネーションのひとつの目安である「31cm以上」を計測できるスケールを印刷。

●ヘアドネーションカットをする際に使用するヘアゴムも用意。フィーノを思わせる赤いゴムでまとめることで、同プログラムに関わる人とのつながりを感じてもらいたいという想いをこめている。

ドネーションキットは今後、NPO法人「ふくりび」が提携する全国約120のサロンへ配布すると共に、すでにドネーションを決めている人や今から髪を伸ばそうと考えている人が自分で活用できるよう、公式サイトからの受付けも行うとしている。

fino オリジナルドネーションキット

フィーノはこれからも、利用者の期待を超える、まるで美しさが生まれ変わるような体験を通して、気持ちまでも生まれ変わるような体験を提案していくとのことだ。

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