大伴リゾートは、「旅の駅 kawaguchiko base」を2022年6月11日にオープンすると発表した。
同施設は、富士山、山梨、河口湖の魅力を伝えることで、旅行者にとっての滞在価値を高めると共に、人々の交流と地域経済の活性化に貢献するという。オープン当初は物販店舗、レストラン・カフェからスタートし、近く河口湖初のワイナリーや、宿泊施設も順次オープンしていく予定であるとのことだ。
物販エリアの「あさま市場」では、地域で採れた新鮮野菜や、地域の工芸製品、土産品などを販売する他、イベントやワークショップを開催できる多目的スペースを設け、地域住民がつくったものを販売するマルシェの定期開催も計画。
ワイナリー事業には、「良いワインにはブドウを育てる農家さんとの人間関係づくりが大切」と考える人気醸造家の鷹野ひろ子が参画するとのことだ。
また、同社は山梨の豊かな自然とともに成長していきたいという思いから、建物周りや駐車場も緑の多いデザインにし、旅の駅全体が公園のような設計になっているという。
〈観光地としての河口湖の魅力〉
同施設が所在する富士河口湖町では、近年観光客数が大幅に増加しており、2014年比で5,793,297人から8,237,724人と約1.4倍(2019年時点、延べ人数)と観光地としての高い人気がうかがえる。
2020年から続く新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一時的に観光客数は減少したものの、富士河口湖町は首都圏から近く密を避け自家用車による移動で訪れやすいこと、また山梨県下でも観光客の入れ込み数が2番目に多い地域であることからも、今後も観光客数が増加していくことが予想されるとのことだ。
また、富士河口湖町周辺には富士山、富士急ハイランド、河口湖温泉、浅間神社、レイク/フォレストアクティビティ等豊富な観光資源が存在。
また、富士芝桜祭り(504,176人)、富士河口湖紅葉祭り(340,000人)、河口湖ハーブフェスタ(279,501人)等、年間を通して来客の見込めるイベントもある(カッコ内の数字は2019年度来場者数)。