小田急、本社を移転し固定資産の譲渡を発表 「小田急・明治安田生命ビルディング」の持分を売却

odakyu

小田急電鉄は、2022年4月28日開催の取締役会において、下記のとおり本社を移転し、現本社の土地建物(同社保有分)の譲渡に係る基本合意書を締結することについて決議したと発表した。

1.本社移転について

(1)移転予定先
 新宿本社 :東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 小田急第一生命ビル
 海老名本社:神奈川県海老名市めぐみ町2番2号 ViNA GARDENS OFFICE

(参考)
現本社 :東京都新宿区西新宿1丁目8番3号 小田急明治安田生命ビル
なお、本店所在地(東京都渋谷区代々木2丁目28番12号)の変更はない。

(2)移転時期(予定)
 2023 年2月(海老名本社移転)
 2023 年8月(新宿本社移転)

(3)移転の理由
現本社ビルの老朽化に伴い、かねてより本社機能の移転を検討してきたが、新型コロナウイルス感染症という大きな環境変化を受け、テレワークをはじめ働き方に変化が生じている中、時代に見合うオフィスの在り方を検討した結果、上述のとおり本社を移転することにしたとのことだ。

特に、同社が経営ビジョンで掲げる「地域価値創造型企業」を目指す中で、グループの重要な事業エリアである新宿に加え、小田急線の中間に位置する海老名にも新たに本社機能を設けるという。

新宿には経営企画本部、まちづくり事業本部、一般管理部門を中心に、海老名には交通サービス事業本部を中心に配置する予定であり、鉄道現業や各事業施設との連携強化等に資する、事業運営において有益な体制を実現するとのことだ。

また、今回の本社移転を機に、2拠点の活用をはじめとする多様なワークスタイルを実現できるオフィス環境を整え、従業員の働きがい、業務効率の向上を図り、企業価値向上に繋げていくしている。

2.現本社ビルの譲渡に関する基本合意について

(1)譲渡の理由
同社の本社機能が2023 年8月をもって移転することに伴い、経営資源の有効活用と財務体質の強化を図るため、本社屋としている以下物件の持分を売却することについて基本合意。

(2)譲渡資産の内容

(3)譲渡の相手先の概要

(4)譲渡の日程

(5)今後の見通し
当該固定資産の譲渡に伴う2023 年3月期業績への影響はないとのことだ。

当該固定資産の譲渡は2023 年9月ごろを予定しており、2024年3月期決算(連結・個別)において約98 億円の固定資産売却益を特別利益に計上する見込みであるという。

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