ネスレ日本は、2022年6月1日より、スターバックス®「ネスプレッソ」専用カプセル製品の価格を改定すると発表した。

コーヒー生豆の国際相場は、世界的なコーヒー需要の増加と、世界最大の生産・輸出国であるブラジルでの降雨不足により2020年末から上昇が続いている。加えて、ブラジルでの霜害の影響により、2021年後半からは急激に上昇しているとのことだ。

さらに、為替も急速に円安が進んだことから、直近2022年3月のコーヒー生豆の国際相場は円換算で2020年1月と比べ約2.5倍の上昇となっており、今後も先行き不透明な状況が続くことが予想されるという。

ネスレ日本では、中長期的な視点で、常にバリューチェーン全体を見直し、企業としてできうる限りのコストダウンを行っている。

しかし、昨今のコーヒー生豆価格上昇および円安の外部環境は、継続した企業努力で吸収できるレベルを超えている。そのため、やむをえず価格を改定することにしたとしている。

なお、価格改定の上昇幅は、約11~13%。

ネスレ日本は、今後も引き続き、高品質で手軽に楽しめるおいしいコーヒーを届けていくとしている。