花王は、社員の働きやすい環境づくりの一環として、「休み休みWork Style」と称し、昨年9月より本社に勤務する社員を対象に、就業時間内でも積極的な「休息・休憩」をとれる社内風土の醸成と環境づくりを進めてきた。
今回、「休み休みWork Style」の取り組みをさらに本社以外の事業場にも拡大し、これまで以上に日中の休息・休憩時間の確保と心身のリフレッシュを促す企画として、「日中の休息でGENKIチャレンジ」を実施。
事前に公募した1,257名の社員が、2021年11月8日から12月10日までの期間、アイマスクなどを活用しながら「リフレッシュタイム」を取り入れたという。
また、取り組み期間中は、社内コミュニティサイトを活用し、参加者同士で感想を共有・共感し合うことで、自身と異なる休息スタイルに気づく機会も設けるなど充実した「休み休みWork Style」に取り組んだとのことだ。
現在、花王では、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、出社勤務と在宅勤務を併用したフレキシブルな就業体制を継続しています。今回、「日中の休息でGENKIチャレンジ」を実施したことにより、出社・在宅に関わらず日中の休息・休憩時間を確保できるようになった社員が増加。
また、パフォーマンスおよびワークエンゲージメントの向上がみられることを確認し、同企画に参加した社員からは、「日中休むことがなかったので、リラックスして業務に取り組めた」「目を閉じる時間をつくり、スッキリできた」「午後からの集中力がアップした」など、積極的な「休み休みWork Style」を取り入れたことによる効果を実感した感想が寄せられたという。
花王は、こうした行動変容を促す取り組みを継続的に実施することで、今後も「休み休みWork Style」を推進するとともに、社員の心身の健康維持と、業務の生産性向上に努めてまいるとのことだ。
<『日中の休息でGENKIチャレンジ』概要>
■実施期間
2021年11月8日~2021年12月10日
■対象者
事前に募集した社員1,257名
■実施内容
対象者には、「めぐりズム」のアイマスクが1か月分配布され、平日の週5日間、1日1回、休息・休憩時間を確保して、アイマスクを使用しながら「リフレッシュタイム」を取り入れるチャレンジを実施。
独自の健康プラットフォーム「GENKI-WEB」への記録も行ない、自身の「休み休みWork Style」を取り入れた働き方を振り返り。
■実施結果
花王は、2019年4月に策定したESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)における19の重点取り組みテーマのひとつに、「社員の健康維持増進と安全」を定めている。
また、2021年よりスタートした中期経営計画「K25」では、その方針のひとつとして「社員活力の最大化」を掲げており、今回の取り組みは、これらの実現に貢献していくものであるという。
花王は、経営にESGの視点を導入することで、事業の発展と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざしていくとしている。そして、パーパスである「豊かな共生世界の実現」に向けて取り組んでいくとのことだ。