マツダは、創業からの歴史やヒストリックカーなどを展示する「マツダミュージアム」(広島本社敷地内)を全面リニューアルし、本年5月23日に一般公開を開始すると発表した。
今回のリニューアルでは、来場客や地域の人々により親しんでもらうこと、およびブランド発信拠点としての機能を強化することを目的とし、施設全体の空間デザインや展示内容を刷新。
また、多くの人々が「マツダミュージアム」の展示を見るよう、マツダのオフィシャルサイトに「オンラインマツダミュージアム」を開設。
新しくなったミュージアムでは、モノトーンの配色と温かみを感じさせるウッドや照明を組み合わせた内外装により全体を最新のブランドコンセプトで統一し、品格・質の高さと温かみが調和された居心地の良い施設を実現しているとのことだ。
また、館内を10の展示ゾーンで構成し、各ゾーンのテーマに合わせて色合いや照明などによる演出を行うことにより、100年以上にわたって世に送り出してきたクルマに込めた想いと、次の100年に向けたマツダのビジョンを、ミュージアム全体でストーリー性をもって体感できる展示にしたという。
さらには、エントランスホールに最新のクルマを展示するとともに、落ち着いて過ごせるコーナーを設け、よりマツダブランドに親しむことができる空間としている。
なお、独自のコンテンツとしてこれまでも好評の実際の工場内を見られるコース(車両組立)は、これからも変わらず見学できるとしている。
オンラインでは、各ゾーンの解説に加え、ドローンで撮影した臨場感のある館内映像を取り入れた「オンラインマツダミュージアム」や自動車産業やクルマづくりについて分かりやすく説明した子ども向けコンテンツ「マツダキッズチャンネル」を楽しめるという。
マツダは今後も、クルマ本来の魅力である「走る歓び」によって、美しい「地球」と心豊かな「人」・「社会」を実現し、人の心を元気にすることにより、ユーザーとの特別な絆を持ったブランドになることを目指していくとしている。