Zホールディングス(以下、ZHD)およびZHDのグループ会社であるZフィナンシャル、PayPayとPayPay保険サービスは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」のアプリから「熱中症お見舞い金」に加入できる取り組みを2022年4月21日より開始したことを発表した。
なお、熱中症に特化した保険商品は保険業界初とのことだ。
近年、夏期の猛暑日の増加とともに熱中症患者の発生数が増加。総務省消防庁の「熱中症による救急搬送状況」によると、2021年の6月から9月における救急搬送人員は46,251人だったという。
記録的猛暑となった2018年は95,137人にも上り、熱中症の症状が出た場合は応急処置や医療機関での治療など適切な処置を行うことで重症化を防ぐ必要があるとしている。
これらのリスクに対応するため、PayPay保険サービスは「PayPay」のアプリから簡単に加入できる「熱中症お見舞い金」の提供を開始。
加入したユーザーが、保険期間中に日射または熱射により障害を被り、病院などで医師により点滴治療を受けた場合に、治療保険金が支払われ、また治療を目的として2日(1泊2日)以上の入院をした場合に、入院保険金が支払われるとのことだ。
「熱中症お見舞い金」は1日100円から簡単に加入でき、当日午前9時までに申し込みをすると、午前10時から保障が開始されるとしている。
これにより、気温の上昇が予想される日に野外でスポーツ活動やイベント観戦、炎天下での作業など予定があるユーザーは、当日に限定して安価に保険に加入することが可能に。
1日100円、2日間110円、3日間120円、最大7日間の場合、170円の保険料で加入できるとのことだ。
一方で夏期の一定期間の間、熱中症の心配があるユーザーは月額型のプランを利用できるとし、保険金の支払額に応じて、お手軽プラン・基本プラン・安心プランの3種類から選択でき、月額200円からの保険料で保障を受けることができるという。
なお、保険料は「PayPay残高」で支払うことが可能とのことだ。
「熱中症お見舞い金」は、万が一熱中症に罹患した場合のご負担に応えるため、ユーザーのニーズに応じた複数のプランを用意。
この保険商品を、「PayPay」のユーザーが入りたいタイミングでアプリから簡単に保険に加入できるようサービスの改善を進め、これからもユーザーにとって保険を手軽に身近なものになるよう努るとのことだ。
■「熱中症お見舞い金」の特長
1.保険期間
<販売期間>
毎年3月2日から10月31日。30日前から予約販売
<保険期間>
毎年4月1日から10月31日の任意の日。
月額型では1カ月から7カ月の範囲で選択。期間選択型では1日から7日の範囲で選択。
※2022年は、4月21日から販売および保障開始。
2.保障(支払事由)
<治療保険金>
被保険者が、保険期間中に日射または熱射によって身体に障害を被り、医師の判断により病院などで点滴治療を受けたとき
<入院保険金>
被保険者が、保険期間中に日射または熱射によって身体に障害を被り、その治療を目的とする継続した2日(1泊2日)以上の入院をしたとき
※支払回数は異なる障害に対して2回限度(期間選択型は1回)となりり、日本国内の医療機関に限る。
3.プラン(保険料・保険金額)
月額型はお手軽プラン、基本プラン、安心プランの3種類で提供。期間選択型は1日から7日の間で保険期間を指定可能。ユーザーのニーズに応じた幅広いプランを用意。
4.その他の特長
<申し込みが簡単>
「PayPay」で簡単に申し込みができ、保険料の支払いも「PayPay」で完結。「PayPay」で本人確認をしている場合、氏名などの情報の入力が不要のためスムーズに申し込みが完了。また、家族の申し込みも一度にできるとしている。
<保険金請求が簡単>
保険金請求は「PayPay」のアプリから領収証と診療明細書をアップロードすることで申し込み可能。保険金はユーザーが指定した銀行口座に振り込まれる。
5.操作画面
PayPayアプリから、プランの選択から申し込みまでを簡単な操作で完了できるとしている。
なお、これらの保険はPayPay保険サービスと住友生命子会社のアイアル少額短期保険が提供するとしている。
PayPay保険サービスは、「ほけんを手軽に入りやすく」するために、高品質な保険商品を提供し、使いやすいサービスを提供することで、これからもユーザーに貢献していくとのことだ。