約7割の学生が「ジョブ型採用」に興味あり 「配属ガチャ防ぎたい」の声も 学情調べ

インターン

学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを行い、結果を公表した。

今回は、「ジョブ型」をテーマに調査を実施。生産性の向上や、専門スキルを持つ人材の採用のため「ジョブ型」のを導入する企業が増加し始めていることから、仕事内容や担当領域が明確な採用・雇用のあり方は、働き手にとっても、主体的・自律的なキャリア形成が可能になるといったメリットがあるという。

まもなくインターンシップの広報解禁となる2024年卒の学生は、「ジョブ型」をどのように捉えているのか調査したとのことだ。

1.「ジョブ型採用」に興味のある学生が7割に迫る

「ジョブ型採用」について、「興味がある」と回答した学生は27.6%に上った。「どちらかと言えば興味がある」40.0%を合わせると、約7割の学生が「ジョブ型採用」に興味を持っており、関心の高さが伺えたとしている。

「配属ガチャを防ぎたい」「仕事内容が明確だと、ミスマッチも防げると思う」「スキルを磨き、専門性を高めたい」などの声が寄せられたとのことだ。

「ジョブ型採用」に興味委があるか

2.「ジョブ型採用」に興味を持っている理由は「どんな仕事をするかが明確だから」が最多

「ジョブ型採用」に興味を持っている理由は、「どんな仕事をするのか明確だから」が58.0%で最多。次いで、「配属される部署が決まっているから」42.3%、「学んだことやスキルを活かせるから」30.0%が続いた。

「終身雇用」が当たり前でなくなりつつある現在、主体的にキャリアを形成していくことが必要になってきているという。

「総合職」としてキャリア形成を企業に委ねるのではなく、あらかじめ仕事内容や配属先が明確な「ジョブ型」で主体的にキャリアを描いていきたいという意向が、「ジョブ型」への関心につながっていると学情は推察している。

「ジョブ型採用」に興味を持っている理由

3.「ジョブ型」のインターンシップがあれば参加したいの回答が7割超

職種別に、具体的な仕事を体験できる「ジョブ型」のインターンシップがあれば「参加したい」「どちらかと言えば参加したい」と回答した学生は7割を超える結果に。

「実際に体験することで、仕事理解を深めたい」「ジョブ型採用の場合は、より深い仕事理解が必要だと思う」「ジョブ型採用に応募するためには、インターンシップで仕事理解を深めることが不可欠だと思う」などの声が寄せられたという。

仕事内容や配属先が明確な「ジョブ型採用」を活用することも見据えて、仕事理解を深めたいという意向が伺えたとのことだ。

「ジョブ型」のインターンシップがあれば参加したいか

■調査概要
調査対象:「あさがくナビ2024(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
調査方法:Web上でのアンケート
調査期間:2022年4月6日~2022年4月18日
有効回答数:518名

<参考>
学情『「ジョブ型」についての調査

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